外出自粛を過ごしたこの2か月。あっという間に太ってしまったという人はいませんか?
体重だけではありません。久しぶりに着た外出着が、着られることは着られるけど、いまいちサイズが合わなくなっていたり、着た姿に違和感がある。これは、いわゆる自粛太り。では、この自粛太りを食い止め、防ぐために今できることとは? 今回は、ファッションの観点からスタイリストの筆者がご紹介します。
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緊張感のない生活が自粛太りにつながる
自粛太りは、ただ単に運動の機会が減少したことが原因なのではありません。健康的な体、キレイな体というのは、日頃の積み重ねでできるもの。
それがこの数か月、定期的な運動の機会を失ったり、人と会う機会がなくなることで、調子が狂って緊張感なしの生活へと激変。結果として、ちょっとした体の変化をキャッチしにくくなったことが、体型のゆるみにつながってしまったのです。
これから先も、当分の間は今の生活が続くと予想されるなか、装いを工夫して体重や体型の変化を防ぐことは、自粛太りを回避するひとつの策になります。薄着になる季節だからこそ、ぜひこれから紹介する装いを心がけてみてください。
自粛太りを防ぐ上半身のファッション
部屋着は着ていてラクなことが大前提。下着も同様にラクさを求めるものですよね。
そのため、ワイヤーの入っていないブラトップを日常的に使う人も多いでしょうが、胸のお肉が二の腕や背中、お腹に流れてしまいます。胸を支える機能性のない下着は、体型崩れをいとも簡単に作り上げてしまうのです。
たとえ終日パジャマ、部屋着で過ごしていても、日中につけるブラジャーだけはワイヤー入りを選び、胸が下垂したり、胸のお肉があちこちに流れてしまわないようにしておきましょう。
自粛太りを防ぐ下半身のファッション
ウエストがゴムになっているパンツやスカートは、たしかにラクですし、今はオシャレなアイテムも豊富にあります。しかし、ウエストゴムに慣れきってしまうと自分のウエストがいつ太ったのか、ちょっとした変化がまったくわからないんですよね。
着ている人に合わせてどんどん伸びて、縮んでをくり返すゆえに、結構怖いのがウエストがゴムのボトム。
だからこそ、できれば2日に1回は、ウエストが23、24インチ…と、細かくサイズが決まっているデニムをはくことで、ちょっとした体型変化もキャッチできるようになります。
自粛太りを防ぐ足もとのファッション
歩くことさえめっきり減ったこの数か月。単純に脚の筋肉が落ちていくということもありますが、自宅でぼーっとスマホをしたり、ゲームをしたりと、座りっぱなしでいることが増え、むくみが蓄積して脚が太くなったという声もよく聞きます。
そこで、ヒールありのルームシューズをとり入れてみてください。
ヒールをはくと自然と前体重になることで腹筋を使うことができ、ふくらはぎから内ももを効率よく使うことができるので、部屋中を歩きながら、効率よく脚力を鍛えることができます。
筆者は「しまむら」で買った、オトナっぽいアラジンデザインのルームシューズを愛用しています。5cm程度の高さのヒールは、生活に支障もなくはきやすいですよ。
体重、体型維持に欠かせないのは、適度な緊張感のあるファッション。ぜひおうち時間にとり入れてみてくださいね。