新型コロナウイルス感染防止にとり組むなかで、新たな肌悩みとなって現れたのが、アルコール消毒を使ったことによる手荒れの問題。店先で消毒を求められるようになり、手荒れが進むのがコワくて外出したくない人もいるほど、アルコール消毒に戸惑いがある人も少なからずいるそうです。しかし、今の状況下ではうまくアルコール消毒ともつき合っていくほかありません。季節を問わず手荒れに悩まされやすい職種のひとつ、美容師さんの手荒れ対策を参考にしてみましょう!
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自分にあった消毒を選ぶ
手荒れにも2種類あります。ひとつは手洗いによる手荒れ、もうひとつは消毒のアプローチの仕方による手荒れです。この2つは似ているようで対策が変わってきます。
まずは自分の手荒れがどちらなのかを見極めること。手洗いによる手荒れの場合は、お湯ではなく水で洗うようにしてみてください。
そのうえで、自分にあった消毒アイテムを使うことが、手荒れを防ぐケアのひとつになります。
私の肌に合うアイテムは現状3種類。自宅では写真に映っている2種類を使っていて、外出時には除菌ジェルを使っています。
「ピエラス除菌消臭スプレー」は、ノンアルコールの除菌消臭スプレー。いっしょにニオイの消臭もしたいときに使っています。
「TOAMIT(東亜産業) アルコール洗浄タイプハンドジェル」は、 使用頻度の高いキッチンまわりに置いています。
洗浄・消毒後にはこの工程を足す
家事の際、手に余分な水分が残ったままにしていると、湿しんができたりかゆくなったり、手荒れしやすいですよね。
それと同じで、ハンドソープで手を洗ったあとだけでなく、アルコール除菌をしたあとも余分な水分はふきとるようにしています。
そのときに使うのが、ガーゼタイプのハンカチ。ガーゼは赤ちゃんにも使えるほど肌にやさしい素材ですし、肌ざわりもやわらかく、アトピーやアレルギー体質など肌が敏感な人でも使える優秀な素材。
薄手のガーゼのハンカチだと、あっという間に濡れてしまうので、タオルタイプにしています。
おすすめ手荒れケアアイテム
手荒れしていても、ハンドクリームはそのつどしっかり塗るようにしています。
「エオラ モイストリンクルクリーム」は、シアバター配合で高い保湿効果で保湿できるのにベタつかないんです。しかも、若返り成分と言われているEGF配合なので、肌再生も期待できます。
手荒れしやすい指の間、指の腹にしっかりすりこむように塗っていますよ。爪もアルコール消毒の刺激で割れたりデコボコになったりが見られるので、爪にもしっかりハンドクリームをなじませるようにしています。
さらに、寝る前にはネイルオイルを塗って保湿効果をアップ。
水分を手に残さず、保湿をしっかりするのが高倉さんの手荒れ防止ポイント。ぜひやってみてくださいね。
取材・文/高田空人衣