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CATEGORY : ビューティ |スキンケア

うるおい補給とキープが大事! ゆらぎやすい夏肌を安定させるスキンケア

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手のひらに乳液を出した画像

夏の肌は紫外線や汗、乾燥などのダメージにさらされやすく、ゆらぎやすくなります。最近「肌荒れしやすくなった」「ごわつきが気になる」といった変化を感じる人は、毎日のスキンケアを見直してみませんか。コスメコンシェルジュの私が実践している方法をご紹介します。

監修 : 牧内 夕子 (コスメコンシェルジュ)

化粧品メーカーにて18年にわたりアンチエイジング化粧品や健康食品などの商品を開発。その経験をもとに、コンセプトプランニングやコンサルティング、美容と健康に関して執筆する傍らコスメコンシェルジュ(日本化粧品検定特級)としても活動。

Contents 目次

夏の肌は刺激にさらされやすい

空を見上げる女性画像

外に出ればジリジリとした強い太陽光が肌を狙ってきます。蒸し暑さで汗が次々にふき出してくることも。一方で、室内に入れば冷房で一気に肌が冷やされ乾燥します。、暑い季節はこうしたことがくり返されますね。夏は肌にとって、さまざまな種類のダメージにさらされるとても過酷なシーズンだといえます。

肌に日焼け止めを塗って太陽光のダメージを防いだり、過剰な汗や皮脂を抑えたりすることも、対策としてとても大切です。それに加えて、そもそもの自分の肌をダメージに負けない健やかな状態に整えておけば安心です。

ゆらぎにくい肌に導くお手入れのポイントをご紹介しますので、ご自分の肌状態と相談しながら、毎日のスキンケアでとり入れてみてくださいね!

うるおいは与えるだけでなく「キープ」を意識

両手をほおにあてる女性画像

汗や皮脂が増えるとメイクのくずれやテカリが気になってしまいます。過剰な汗や皮脂は抑える必要がありますが、必要以上にとりすぎてしまうと肌のうるおいが保てなくなり、かえって肌が過剰に皮脂分泌を起こしてさらにべたついてしまう、という悪循環に陥りかねません。

夏場は肌のべたつきに意識がいきがちですが、じつは乾燥によって肌荒れをおこしていることが多いのです。そこでスキンケアを行う際は、うるおいをしっかり与えたあと「キープさせること」を意識するといいですよ。

1.化粧水は肌がうるおうまで重ねづけをする

手のひらに化粧水を出した画像

化粧水をたっぷり手にとってバシャバシャと肌につけてもなかなかなじまないということはありませんか。たくさんの量を一気につけるよりも、何度かに分けて重ねづけするほうが、肌にしっかりとなじませることができます。

手のひら全体をぬらす感じに化粧水を広げ、やさしく肌を押さえるようにハンドプレスします。ほお、ひたい、あご、フェイスラインなど場所をスライドさせながらなじませていき、化粧水が手と肌の間ですべらなくなったら、再度重ねづけしていきます。

終了のサインは、ハンドプレスしている手のひらに肌が吸いつくような感触が出てきたとき。肌にうるおいが満たされもっちりとした弾力感が出てきたらOKです。

2.必ず乳液やクリームを使い、うるおいにふたをする

手のひらに乳液を出している画像

肌には水分だけでなく、油分を与えてあげる必要があります。飲みものの入ったコップをラップなどでふたをせずに置いておくと、中身が蒸発してしまいますね。肌もそれと同じで、せっかくうるおいをたっぷり与えても、ふたをしなければ時間とともにうるおいが蒸発してしまうのです。

ふたの役割をするのが油分で、乳液やクリームに多く含まれています。夏の肌に使うなら、伸びがよくみずみずしい感触の乳液がおすすめです。

化粧水のあとには必ず乳液やクリームをつけて、肌のうるおいを閉じ込めてくださいね。

3.乾きやすいときはオイルをプラス

手のひらにオイルを出した画像

スキンケア用のオイルは、肌のうるおいにふたをすることが得意なアイテムです。

冷房の効いた室内で長時間過ごすなど、とくに肌が乾燥しやすいときはオイルをプラスしてあげるといいですよ。

ごく少量のオイルを手のひらに広げて、ほおや目もとなど乾燥の気になるところにそっと押さえるようにしてなじませます。

量が多すぎるとテカリやべたつきを感じてしまうので、手に取るときはごく少量にしましょう。ごく薄くなら日中のベースメイクの上からつけても大丈夫です。

バリア機能を整えて丈夫な肌を育成

ほおにクリームを塗っている画像

肌表面にある角質層は、外部刺激から肌を守るバリア機能を持っています。角質層は、主に角層細胞と細胞のすき間を埋める細胞間脂質で構成されます。

角層細胞を壁のレンガ、細胞間脂質をセメントに例えると役割がわかりやすいと思います。レンガがキレイに整列していて、レンガ同士のすき間をしっかりとセメントで接着していれば、外部からのダメージを受けにくくなります。それが、バリア機能が高い角質層の状態です。

ところが、レンガ同士の間を埋めるセメントが不足すると、すき間から雨風が入ってきたり、壁そのものがくずれやすくなったりしてしまいますね。

肌の細胞間脂質の役割を果たす成分を補給し、肌の生まれ変わりのリズムであるターンオーバーを整えることで、外部刺激から肌を守り、うるおいが蒸発しにくい丈夫な肌に育ててあげましょう。

1.セラミド成分配合のアイテムを使う

エッセンスを指先に垂らしている画像

肌にある細胞間脂質の半分を占めるのがセラミドという成分です。化粧品成分にも同様の働きをするセラミドがあるので、セラミドもしくはセラミドの働きを助ける成分配合のアイテムを使うことで、肌のうるおいを保つことができます。商品の表示などを参考に、選んでみてくださいね。

2.クリームで肌を密閉する

クリームを指でとる画像

大人の肌はターンオーバーの間隔が長くなる傾向にあります。肌に古い角質がたまっていると、ごわつきやくすみの原因になります。

また、一方で肌荒れしやすい肌の場合はターンオーバーが早まり、細胞がしっかりと成長できず未熟な状態で角質層となることで、バリア機能が落ちてしまうことも。

肌のターンオーバーを整えるためには、肌のうるおいが不足しないようにしっかりと密閉しておくことが大切です。肌がかさつきやすい人は、油分の多いクリームを使って、しっかりと肌にふたをしてあげましょう。細胞が順調に生まれ変わるのをサポートします。

肌をダメージからしっかりと守り、うるおいをキープするケアを続けることで、過酷な夏でもゆらぎにくい丈夫な肌に変化していきますよ!

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