人と会う機会が減り、おうち時間が増えた今年の春夏。最低限、本当に使えるものを手持ちに加えたいですがそれを見定めるのは至難の業。そこでスタイリストの筆者がファストファッションとして人気を誇る各ブランドから、選りすぐりの愛用アイテムをご紹介します。
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ファッションに対する考え方が変わった2020年
新型コロナの影響で、ファッションの世界もがらりと変わった2020年上半期。多くの女性が、オシャレを装うことの楽しみを大きく失ったことで、ファッションに対しての見方をも変わる転機を迎えることになりました。ひとつは、ファストファッションに対する見方ではないでしょうか。
おうち時間が長くなったり、人と会う機会が減ったことで“すでにあるもので事足りる”ことに気づかされる機会にもなったでしょう。
安価で手に入れられるファストファッションも、もうとっかえひっかえする時代ではありません。ファッションのプロだって、例えファストファッションであっても少数精鋭。結局買ったのはこれから紹介するアイテムなんです。
ユニクロ「エアリズムコットンオーバーサイズTシャツ(5分袖) ブラック」
2月に購入したエアリズムとコットンのハイブリットTシャツは、メンズラインのもの。何年か前に買ったZARAの黒いTシャツの買い替えにと、こちらをセレクトしましたが、本当に正解でした!
トレンドのボックスTシャツは、シルエットの特性上、カジュアルになりすぎるのが難点。また、筆者の場合は華奢なこともあり、いわゆる“体型に合いにくいTシャツ”なのですが、黒を選んだことでカジュアルさが抑えられました。袖をひと折りし、裾は基本的にアウトにしないコーディネートをすることで、すっきりとした印象に。週2で着るほどフル活用しています。
GU「VネックT(半袖)+E カーキ」
こちらも1月という真冬の時期に購入した、メンズラインのTシャツ。
カーキはオンライン限定カラーでしたが、実物も期待を裏切らない絶妙なカラーで、高級セレクトショップに置いてあるような、ベージュよりのカーキがとにかくキレイなんです。
色違いには目もくれず、この1色のXSを指名買いしました。
空きが深すぎず、浅すぎないVライン。身幅がトレンドを追い過ぎず、だからといって守り過ぎていない、絶妙なシルエットがキレイめカジュアルのいいとこどり!
耐久性は期待以上にしっかりしていて、洗濯をくり返しても生地の伸びが気にならない、といった大きな収穫付き。来季も持ち越しで着られそうです。
ZARA「レザー風ダイカット入りバミューダパンツ」
3月に購入していたエコレザーのパンツ。同シリーズでジャケットもありましたが、パンツのみを買いました。
今年は梅雨が長くて雨の日が多いなか雨を適度にはじいてくれましたし、冷房のきいた屋内では冷え対策もできることから、真夏が到来するつい最近まで着られることができた、今季のZARAの大当たりアイテム。
ダイカット入りのデザインが、とにかくおしゃれで高級感もあり、さすがエコレザーが得意なZARAといったところ。
真夏以外の3シーズンはたっぷり使えるので、また秋口からがんがん使いまわそうと思っているアイテムです。
職業柄、無数の洋服に出会いますが、買うのはほんのひと握り。その結果がこのラインナップに。ぜひ参考にして、ファストファッションも少数精鋭でそろえてみてくださいね。