外出前に腕や首もと、メイク前に日焼け止めやUV下地を塗り紫外線対策をしている人も多いのではないでしょうか? 外出すると汗や皮脂で日焼け止めが流れている気がする、外出先で日焼け止めを塗り直すときってどうやるの? など疑問も多いですね。
今回は、日焼け止めの疑問についてエステティシャンである筆者がお答えします。
Contents 目次
日焼け止めの正しい塗り方って? この塗り方で大丈夫?
体や顔に日焼け止めを塗るタイミングや塗り方を意識していますか?
ここでは、よくある日焼け止めの疑問についてお答えしていきます。
Q.外出直前や出先で急いで日焼け止めを塗っていますが、日焼け止めを塗るタイミングはいつがいいのでしょうか?
A.日焼け止めは外出する20~30分前に塗っておくのが基本!
紫外線に当たってから日焼けするまでが約15分と言われています。
とくに7月~9月までは紫外線量がピークで、日ざしが強いときなどは肌がジリジリするような感覚になりますよね。外出直前ではなく、20~30分前に塗って肌になじませておくほうが紫外線を防御する力が働きますよ。
Q.日焼け止めの塗り方があっているのかわかりません。効果的な塗り方はあるのでしょうか。
A.日焼け止めは細かく点おきして肌になじませて塗ろう!
日焼け止めに記載されているSPFとPAの効果を発揮させるために適切な量は、1cm×1cmの正方形あたり2mgが必要と言われています。
例えばチューブタイプのものを線状にとり出し、広げたりすり込むように塗っている人をよく見かけますが、これでは薄く伸ばしすぎているので効果が半減してしまいます。
肌に点おきし、指の腹で密着させるようになじませるのが正しいつけ方です。
Q.SPF20の日焼け止めとSPF20ファンデーションだと合わせてSPF40になりますか?
A.日焼け止めとファンデーションを重ねてもSPFが強くなるわけではありません。
SPFやPAは1cm×1cmの正方形あたり2mgを塗ったときにそれぞれのアイテムを測定されている数値のため、重ねたからと言って数値が増えるわけではありません。
SPF40の効果を感じたい場合は、日焼け止めもしくはファンデーションのどちらかをSPF40のものを使いましょう。
Q.ウォータープルーフの日焼け止めを使っているので朝1回塗ってそのまま夜まで過ごしています。ウォータープルーフでも日焼け止めの塗り直しは必要ですか?
A.ウォータープルーフは汗や水を弾きやすい成分が入っているので落ちにくいけれど塗り直しは必須!
日焼け止めにもさまざまなテクスチャータイプがあります。
・クリームタイプ
肌への密着度が高く、UV効果も高く乾燥しづらいことが特徴です。
・ミルクタイプ
液体系で伸びがよく肌なじみがよい、肌にやさしい印象です。
・ジェルタイプ
伸びがよくみずみずしいテクスチャーで、ベタつきやにおいが少ないことが特徴です。
・スプレータイプ
髪の毛や首周り、背中など手で塗るのが難しい場所に塗りやすいことが特徴です。ほかのタイプと重ねたり、外出先での塗り直しにもよい。
ウォータープルーフのものは確かに汗や水に落ちにくいですが、2~3時間経つと日焼け止めの効果は低下していくので、ウォータープルーフであってもこまめに塗り直しましょう。
体には、密着度の高いクリームタイプやベタつきが気になるならジェルタイプがおすすめ。
顔には、メイクがヨレづらいクリームタイプやミルクタイプがおすすめです。
Q.メイクをしている場合の塗り直しのやり方が分かりません。上からそのまま塗ってもいいのでしょうか。
A.汗や皮脂をふきとってスプレータイプでカバーしよう!
外出先でメイクを落とすことが難しい場合、どうやって塗り直しをすればいいのか迷うという人も多いですよね。
メイク前はクリームタイプやミルクタイプの日焼け止めもしくはUV下地をしっかりなじませてメイクをし、外出先では肌表面の汗や皮脂を軽くティッシュオフしたあとUVカット効果のあるフェイスパウダーで整えてスプレータイプでカバーするのがおすすめです。
日焼け止めは塗ったから絶対に焼けないというわけではなく、紫外線によるダメージを軽減させることが目的です。
紫外線ダメージはすぐに起きる日焼けだけでなく、数年後のシワやシミなどの肌トラブルとなり、影響するので「なんとなく適当に日焼け止め塗っていた!」という人は、今からでも正しい使い方や塗り方、こまめな塗り直しを心がけてみてください。