いつものファッションに取り入れるだけで、今っぽさを感じられるファッションに、アップデートしてくれるのが"トレンド"。
毎シーズンさまざまなトレンドが注目される中、その中のいくつかが多くの人に受け入れられ定着するわけですが、実際にはただ流行っているだけで、着る人を本当にキレイにするものとしては、反するものもあります。
そこで今回は、着る人を素敵に見せるものとしてはNG!
体にとっても決してよくない、老化を辿るファッションを、スタイリストの筆者がずばり指摘します。
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ゴム入ボトム
その昔、部屋着=ウエストゴムだったのが、今ではおしゃれ着でもウエストゴムが、当たり前のように流通するようになりました。
最近は表記サイズもS~M、M~Lといったように、1サイズで着られる人のサイズ幅が増えていたり、フリーサイズのものも多く流通していますよね。
かつての「サイズがなくて買えない、着られない」という制限が減ることで、より気に入った服を手軽に着ることができるようになりましたが、これは体にはいいことばかりではないのです。
ウエストゴムの服が当たり前のようになった今、自分がいつ太ったのか、やせたのか、自分の体型の変化が服を通してまったくわからない状態ということ。
体に緊張感をもたらすことがない、ウエストゴムの服を毎日着続けることは、老化の道をただただ真っすぐ辿ることになるのです。
ブラトップ
すっかり定番アイテムとして定着したブラトップは、先ほどのウエストゴム服のまさに上半身版!
一切の締め付けがない、ラクな着け心地のブラトップは、今ではワンピースタイプのように、外出着としても機能するものもあることで、より毎日使いしている女性は、決して少なくはありません。
しかしこれもまた、体をキレイに見せてくれる服としてはNG。
元々バストにあった脂肪が、ワイヤーによる支えがないことで、重力の影響もありどんどん外に外に流れていくことに。
結果バストにあった脂肪が、背中に二の腕に、お腹にと移動してしまい、気がついた時は、すでに手遅れ。元に戻すのは簡単なことではありません。
ブラトップを日常使いすることは、自ら寸胴体型を創り出しているほかないのです。
スキニーパンツ
これまで挙げた二つとは真逆!タイトなシルエットを創り出すスキニーパンツ。
これもまたすっかりトレンドが定着し、定番化しつつ、毎シーズンに合ったスタイルのアップデートを重ねて、常に進化しているアイテムですが、選び方に注意しないと、老化を辿るファッションアイテム。
「少しでも小さいサイズが履きたい」「細く見せたい」という理由から、きつめのサイズを選びがちのスキニーパンツですが、自分の体にとって小さすぎるスキニーパンツを履くことで、締め付けが災いし、体に不調を招くことに。
この不調が日常的になってしまうと、ある日突然、出先で気分が悪くなり、倒れるアクシデントに見舞われたり、スキニーパンツを履いた状態で座るとちょうどそけい部の圧迫が強いことで、ひどいしびれに見舞われるなど、最悪のケースでは神経や筋肉に大きな問題を起こすこともあります。
老化だけでなく、体に大きな問題を起こしかねないのが、体にとってきつすぎるスキニーパンツなのです。
以上、体をみるみる衰えさせてしまいかねないファッション。
流行っているから着るという考えは、大人になったらばっさり捨てて、自分が本当に素敵になれるファッションをまといましょうね。