日頃メイクをするときに、なんとなく“ハイライトは明るく、シェーディングは暗め”といったように“色”を意識してメイクをしている女性は多いのではないでしょうか?
今春は、いつも以上にビビットカラーやシースルー素材のファッションがトレンドを迎えます。そのため、いつもと違って、少しレベルアップした“質感を意識したメイク”がおすすめと言うのは、ヘアメイクアーティストchihoさん。
早速、chihoさんが今春おすすめする“質感”を重視した小顔メイク術を教えていただきましょう。
Contents 目次
手持ちアイテムの質感チェック
普段、色で選んで何気なく使っているアイテムをもっと使いこなすために、まずは手持ちのメイクアイテムの質感をチェックしてみてください。
やり方は簡単。“光るか、光らないか”で2タイプに分けてみましょう。
ちなみに光るタイプというのは、ツヤがあったりラメ、パールの入ったもののこと。これらは光を反射し立体感を出しますが、膨張して見えることもあります。
また光らないタイプというのは、マットなもの。光が当たっても反射しないので落ち着き、光るタイプに比べ締まって見えるのが特徴です。
ツヤがあったりキラリと光るラメやパールが入っているものは、光が当たると華やかに見えるので、つまりはハイライト向きのコスメたち。
逆にマットに見えるアイテムは、光が当たってもしっかり顔にフィットして締まって見えるアイテムなので、つまりシェーディング向きのコスメということなのです(chihoさん)
ハイライト×シェーディング
今よりもさらに小顔効果を出したいと思っているなら、先ほど質感をチェックしたもののうち、ハイライトはツヤやパールの入ったものを、シェーディングはパールなしのマットなものを選ぶと小顔効果大。
マットなシェーディングが手持ちにない場合は、パウダーファンデーションのダークカラーを使うと、肌なじみがよいため違和感なくシェーディングの代わりになり、使いやすいのでおすすめです。 引き締めたい場所のツヤを、シェーディングで消すだけで小顔に見えます(chihoさん)
アイシャドウ
上記に挙げたことは、アイシャドウにも同じことが当てはまります。
目を大きく見せたいなら、明るい色はツヤやパールの入ったものを使い、暗い色はマットめのダークカラーでしっかり目のキワを締めてあげるとメリハリが更にアップ!
マットなダークカラーで目のキワをしっかり締めてメイクをすると、パールやラメの入ったダークカラーよりも色がしっかり付き、長時間ヨレにくく崩れにくいメリットもあるのです。
逆に目の形が丸く大きいことが悩みで、目の印象を弱めたい場合、アイシャドウにラメやパールが控えめなものや入っていないマットタイプを選ぶとスッキリとした印象になります(chihoさん)
リップ
続いてリップですが、立体感のある唇にしたい場合は、みずみずしい質感のリップを選んでください。
ちなみにセミマットのリップでも、中央のみにグロスを重ねることで立体感を出せます。
逆に唇が厚かったり大きかったりすることが悩みで、唇の印象を弱めたい場合は、ツヤが控えめのリップを選びましょう。
マットタイプのリップは色がしっかり出るものか多いので、肌色になじむ自然な色を選ぶと失敗がありません。
もし潤いが欲しいなら、グロスではなくリップクリームを重ねるとベストです(chihoさん)
質感にこだわるだけで、定番メイクが一気に今っぽく!
ぜひ参考に、今春のメイクをアップデートしてみてはいかが?
取材・文/空人衣