“夏の疲れが秋に出る”と、よく言われますよね。今年の夏はとくに猛暑日が続きましたし、それに加えて新しい生活様式で慣れないなかでのストレスが、いつも以上に肌に表れているかもしれません。そんな今までに経験したことがない、秋バテしてしまった肌のお手入れ方法をヘアメイクアーティストの高倉里美さんに教えていただきました。
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秋バテ肌には、ナイトケアを強化して
“外は猛暑、室内は冷んやり”だったこの夏。このくり返しにより、肌はどんどん疲れを感じて秋バテに向かっいるのが今の時季。大量の汗をかいてメイクが崩れたら、室内に入ってエアコンで涼しみながらメイク直しするという流れが、じつは肌にはとてつもない負担をかけていたんです。さらにマスクをつけているとなれば、これほど肌を酷使することってありません。
当然、肌のサイクルも乱れ放題の状態に。まずはこのサイクルを整えることが、秋バテ肌には必要不可欠! そのためには、ナイトケアの強化がベストです。
「リッツ リバイバル オーバーナイトセラム」は、エイジング成分EGFが配合された、超濃厚な美容液。夜のスキンケアの最後に使うだけで、翌朝のお肌にハリが生まれて感動します。
朝マスクで日中対策
紫外線の影響が強くなればなるほど、肌のトラブルはエスカレート。
もうこれ以上エスカレートさせずに食い止めるには、朝のメイク前にフェイスマスクを使ってみて。
紫外線やマスクで秋バテ肌はカラカラの状態。枯れ放題の肌をうるおいで満たすことは、肌トラブル回避に役立ちます。
私のおすすめマスクは「糀姫 ライスバリアフェイスマスク」。
以前から、日本酒コスメがとても好きなのですが、これは肌に吸いつくようにフィットするフェイスシートがすごく好み! 動いてもズレないので、洗顔後に貼ったまま、身支度や家事ができるのも助かっています。
それに、うるおい力がとにかくすごくて、毛穴の中にぐんぐん吸い込まれるような感覚。メイク前の水分チャージにもってこいのマスクで、10分程度貼るだけでいいんです。
10分経ってもマスクはひたひたのままなので、日焼け止めを塗る前のボディにもシートに残った美容液をつけて、全身の枯れ肌にもうるおいを満たしてから出かけるようにしています。
しっかりメイクの日は、みずみずしさ抜群の「モイスト&クリア」。オフの日は、くすみすっきり「ソフト&グロウ」の2種類を使い分けています。
体の中から秋バテを解消
肌の状態は、体の状態を表してくれるようなもの。冷たいものをつい食べ過ぎてしまう夏は、内臓が冷え冷えに。それが残暑に秋バテとなって出てくると言われます。
そこで、私は温野菜を食べて秋バテを体の内側から解消するようにしています。
温野菜って、準備するのが少し面倒にも感じるのですが、電気蒸し器で作るとタイマーセットができるので、放置するだけで簡単に作れるんです。
温野菜のお供は「月の井 酒粕ドレッシング」。
茨城県の大洗で、昔ながらの手法で日本酒を作っている酒蔵のドレッシングなんですよ。体に安心&うれしい材料ばかりで、隠し味にイワシが入っているから、ドレッシングだけでも栄養満点!
食から免疫力をつけることもできるのでおすすめです。
高倉さんの秋バテ肌のお手入れ法。だんだん涼しくなってきて、肌トラブルが顕著に表れる前に、ぜひ参考にしてくださいね。
取材・文/高田空人衣