この冬は外出自粛で、毎日、暖房の効いた室内で過ごすことが多くなりますね。湿度が低いと肌が乾燥してうるおい不足になるので、肌のくすみに悩む人が増えているはず。どんより暗い印象の肌が気になる人は、くすみをクリアにするスキンケアを試してみてくださいね。明るい肌色で気分も晴れやかにすごしましょう!
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冬に深刻化するくすみの原因とは?
1年のなかでも1~2月は、特に湿度が低く、肌が乾燥する時期です。外に出れば冷たい北風が吹いて、肌がカサカサになってしまいますし、室内にいれば、暖房でさらに湿度が下がり、肌のうるおいが奪われてしまいます。
鏡に映った顔が、なんだかどんよりと暗く見えるなら、肌の乾燥によるくすみが起こっていると考えられます。
肌がどういう状態なのか、食材の寒天を例にして、思い浮かべてみましょう!
乾燥した寒天は、不透明で白っぽい色にみえますね。ふれた感じもかたくてカサカサです。
寒天を水に戻すと、ぷるんとうるおった感触に変化し、透き通って見えます。
冬の肌も同じように、乾燥してうるおい不足の状態だと、透明感がなく暗く見えてしまうのです。角質もかたくなるので、水分を与えてもキープする力が弱まります。反対に、うるおいがしっかり満たされた肌は、透明感がアップして明るく見えるというわけです。
また、肌が冷えると代謝が落ちてしまい、古い角質がはがれにくくなります。するとシミのもとであるメラニンの排出も遅くなり、肌の透明感がなくなってしまいます。こちらも肌が不透明に見える原因として、注意が必要です。
お手入れのポイントは「保湿」「温め」「美白」の3つ
くすみ肌の透明感をアップさせるケアは、次の3つがポイントです。
(1)しっかり保湿する
(2)肌を温めて血行をよくする
(3)美白アイテムをプラスする
今回はこの3つのポイントを、朝晩のお手入れにとり入れる方法をご紹介します。ぷるんとうるおった、透明感のある肌を目指しましょう!
透明感をアップするための保湿ケア
基本となる保湿ケアは、肌に必要な水分と油分を与えてあげることです。まずは化粧水と乳液で、肌にしっかりとうるおいを補給しましょう。
1、とろみのある高保湿タイプの化粧水を選ぶ
うるおいをキープするなら、サラサラとした感触の化粧水よりも、とろみのある高保湿タイプの化粧水がおすすめです。
2、朝も夜も乳液のあとにクリームをプラスする
日中の肌は、暖房や冷たい外気にさらされて、うるおいが守りにくい状態です。夜だけでなく、朝にもクリームを使うのが、この時期の肌のうるおいを守るコツ!
クリームは肌のうるおいが蒸発しないように、フタの役割をしてくれるアイテム。乾燥がひどいときは、よりこっくりと濃厚な感触のクリームを選んでみてくださいね。
3、週に1度の角質ケアを行う
乾燥や寒さによって、肌にたまりやすくなった古い角質を、やさしくとり除くケアをとり入れると、化粧品が浸透しやすくなります。
角質ケア成分が入ったシートマスクや、酵素入り洗顔料など、肌をこすらないで角質ケアできるアイテムなら、肌に刺激を与えにくくおすすめです。
温めケアで血色感をアップ
いつも外気にさらされている顔の肌は、ふれると冷たくなっていることも多いはずです。冷えて血行が悪くなると、血色が悪くなり、沈んだ顔色になってしまいます。また、肌の細胞に栄養が行き渡りにくくなるので、乾燥しやすくなります。
朝の洗顔後、スキンケアの前に、ホットタオルでパックをして肌を温めてあげましょう。
【ホットタオルでパックする方法】
1)ぬらしてしぼったタオルをレンジで温める(500~600Wで30~60秒くらい)
2)タオルを開いて少し蒸気を逃がし、熱さを調節してから、顔全体を包む
※熱くなったタオルを扱うときはヤケドしないように注意。
3)手のひらでタオルをやさしく押さえながら、肌を温める
タオルがぬるくなってきたら顔からはずし、肌にうるおいが残っているうちに保湿ケアをします。
ほかほかに温まってうるおった肌は、血色がよくなり化粧品のなじみもぐんとアップしていますよ。
美白アイテム投入でくすみをリセット
肌の根本から透明感を生み出したいときは、美白アイテムをプラスしましょう。肌色の明るさの決め手となる顔全体のメラニンをケアしたいので、化粧水や美容液、クリームなど、顔全体につけやすいアイテムを使うといいですよ。
この冬も感染予防対策に必須アイテムのマスクですが、着用していると肌の摩擦が避けられません。マスクによる肌への刺激のくり返しで、メラニンを生み出すメラノサイトの働きが活発になってしまう可能性も。シミやくすみが深刻にならないよう、マスクのこすれが気になる肌にも、美白ケアをプラスしておくといいですね。
まだまだ冷えと乾燥が続く季節ですが、保湿、温め、プラス美白アイテムで、表情も肌色も、明るく過ごしたいものです。ぜひ毎日のお手入れを見直してみてくださいね!