季節が変わるごとにメディアで紹介される新メイクアイテムやメイク法。とはいえ、ついいつもと同じやり方、いつもと同じ色使いにしてしまう方がほとんどでは?
今日は、色彩心理研究家でトータルカラープロデュースの高橋雅子さんにワンカラーで小顔に見えるテクニックを教えていただきました。
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小顔に見える魔法のメイクカラーは「赤」
小顔テクニックも気になるけれど、シェードやハイライトなど、たくさんの色やテクニックを使うのは面倒そうだし、なんといっても自分の肌色と合うのが何色かわからない…。そんなあなたに朗報です! この「色」さえあれば小顔に見える魔法のメイクカラーがあるのです。それは赤です!
赤を使うメイクなんて難しそう、と思いますか? 実は赤色使いは、日本人にとってなじみのあるメイクテクニックなのです。京都に旅行した人ならきっと、舞妓さんに出会う機会があったことでしょう。思わず見とれちゃう可愛い彼女たちのメイクカラーは、おしろいをのぞけば赤一色、その他の色は使っていません。目尻とリップに赤を置くだけで、内側からにじみ出るような自然な血色と、酔ってほんのり頬が色づいたような色っぽさを感じさせています。そう、赤は私たち日本女性を美しく見せる最高の色であり、日本の伝統的メイクカラーなのです。
あなただけの赤の選び方
赤色はメイク用品の中でも発色のバリエーションが多く、実は同じ赤色でも種類がたくさんあります。それだけに自分の肌にどんな赤を選べばいいの? と難しく感じる人がいるかもしれません。
まずは一番簡単な見つけ方をお教えしましょう!
ご自分の手を3秒間強く握ってください。手のひらが少し赤くなっているはずなので、それに近い色があなたに合った自然な赤色です。
次に、肌色のタイプから見つける方法です。
すべての肌色はブルーベース(青みがかった肌の色)、イエローベース(黄みがかった肌の色)に分けられます。コスメカウンターですすめられるファンデーションや、いつも似合うと褒められる色をイメージすると肌色タイプがわかってきます。
【ブルーベースの肌の特徴】
・肌に透明感がある
・ファンデーションはピンク系をすすめられる
・日焼けすると肌が赤くなる
・ピンク系の口紅が似合う
・ファッションではブルーやシルバーが似合う
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赤のタイプ:深紅(左)・ローズレッド(右)
【イエローベースの肌の特徴】
・肌にツヤがある
・ファンデーションはオークル系をすすめられる
・日焼けすると小麦色になる
・オレンジ系の口紅が似合う
・ファッションではイエローやゴールドが似合う
・スーツやコートの定番カラーは、ベージュ・キャメル・ブラウン
↓
赤のタイプ:オレンジレッド(左)・コーラルレッド(右)
赤で小顔メイクのテクニック
1)まずは「チーク」。
黒目の下から耳の上を目指して、頬骨に沿ってチークをONします。
顔の余白を埋める感じで横広に入れることで小顔効果が。
さらに目尻でアイシャドウとつなげると、顔の上半分がほんわりと赤く一体化してさらに縦長解消にもなります。
2)次に「アイシャドウ」。
上下の目頭からアイホールを強調するようにくぼみに沿ってアイシャドウをONします。
立体感を出すために、全体にべたっと塗らないこと。
3)最後に「口紅」。
大胆な赤のリップは視線を口元に集めて顔の余白を目立たなくする効果が。
下唇のラインをまっすぐ引くように口紅をONして引き締まった印象づくりを。
コンシーラーであらかじめ口角を上げておきましょう。唇のアウトラインに沿って肌になじむ明るめ肌色を引くと、唇の輪郭がくっきりとします。
この春こそ! 決まり切った色を捨てて、赤色メイクで小顔を手に入れましょう。