「マスクだからメイクをしても意味がない」 こんな言葉を聞くたびに「私のマスクメイク術を教えてあげたい」と思い続けてきたという、ざわちんさん。 ざわちんさんはこれまで約300人のものまねメイクをしてきました。マスクで顔が半分隠れるからこそ、外に出ている目もとによって、大きく印象が違ってきます。著書『品よく可愛いが叶う 大人のマスクメイクBOOK』からマスクのときのアイメイクのポイントを教えてもらいましょう。
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アイメイクの3つのポイント
「一般的なメイクと違い、マスクメイクならではの3箇条として挙げられるのは、『立体感を出すこと』、『たれ目をつくること』、『笑顔に見えること』。目もとしか見えないマスクメイクだからこそ、この3つが重要になってきます」とざわちんさん。
それぞれのポイントを見ていきましょう。
1. 立体感をつくる
のっぺりとしたマスクで顔の半分が覆われると、 全体的に平面的な顔立ちに見えてしまいます。そこで目もとは立体感を出すように意識してみます。
▶ノーズシャドウで立体感
ノーズシャドウで立体感を出します。ノーズシャドウは目頭側の三角形が正しい位置。
「マスクメイクのノーズシャドウは目もとに入れるのが基本。瞳の中心から目頭まで眉毛と目の間に入れるようにするとナチュラルな印象を残したまま、目もとがはっきりします」
逆に目頭から下へつなげるように鼻すじに沿ってノーズシャドウを入れるのはきつい印象に見えるのでNG。
2. たれ目を作ること
たれ目はやさしく女性らしい印象を与えるためのもの。目もとを強調するといっても厚化粧にしたり、強いアイラインを入れたりすると古臭い印象になるので気をつけて。
▶アイライン
「アイラインは上まぶたのみ、まつげの間を埋めるように引いたら目尻はブラウン系のペンシルでたれ目に。下まぶたにもアイラインを入れる囲みラインは目がきつく見え、古臭い印象になってしまいます」
3. 笑顔に見えること
マスク美人の基本はやわらかい表情。顔の半分が見えてないからこそ、目もとでやさしいイメージに仕上げます。
▶涙袋
「目もとのメイクで大切なのは涙袋。ふっくらとした涙袋が目もとをやさしく見せてくれます。涙袋といっても、下まぶたに白いアイシャドーやハイライトを入れると老けた印象になるので要注意。ブラウン系のアイラインで涙袋の影をつくり、その影と目の間にアイシャドーと同じ色をのせると自然とぷっくりします」
マスクをするようになって、これまでのメイクがしっくりこないと感じていた人は多いはず。きつい印象からやさしい印象に変えるだけでも、ぐっと好感度が高まります。ぜひ試してみてくださいね。
参考書籍
『品よく可愛いが叶う 大人のマスクメイクBOOK』(アスコム)好評発売中
文/庄司真紀