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CATEGORY : ビューティ |ボディケア

「美しさに必要なのは、まず自分を受け入れること」人気モデル、写真家が考える、自分の体の変化との向き合い方

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対談風景画像

年齢を経るにつれて私たちの体は変わっていきます。去年から続くコロナ禍でも、生活スタイルはずいぶん変化しました。こうした変化に心がついていかなかったり、あらがってみたり…。変化に動揺してしまうことも多いのではないでしょうか。3月6日に開かれたオンラインイベント「わたしたちのヘルシー」の一環で実現した写真家の花盛友里さんと、モデルの武居詩織さんの対談「年齢、生活スタイルで変化する、自分のからだとの向き合い方」では、自分の体と向き合う2人の姿勢が語られました。対談後半には下着メーカーワコールの元ビューティーアドバイザーが答える“下着のお悩み相談”コーナーも。下着選びやお手入れのコツもご紹介します!

監修 : FYTTE 編集部

ダイエット専門誌として1989年に雑誌創刊し、2016年よりWEBメディアに。ダイエットはもちろんのこと、ヘルスケア、ビューティなど体の内側からも外側からも美しくかつ健康でいるための体づくりのノウハウを、専門家への取材とともに紹介。“もっと、ずっと、ヘルシーな私”のキャッチフレーズとともに、編集部員も自らさまざまなヘルシーネタを日々お試し中!

Contents 目次

2021年3月1日〜8日の女性の健康週間、3月8日の国際女性デーに合わせて、3月6日(土)・7日(日)の2日間、Women’s Health Action実行委員会、CINRAが主催するオンラインイベント「わたしたちのヘルシー〜心とからだの話をはじめよう〜」が行われました。イベントでは多様なメンバーが登壇し、さまざまなテーマについてトークをくり広げました。

「年齢、生活スタイルで変化する、自分のからだとの向き合い方」と題したトークでは、写真家の花盛友里さんと、モデルの武居詩織さんが対談。からだとの向き合い方や美しさについて語り合いました。
花盛さんにはさまざまな女性の多様な美しさを切り取った写真集『脱いでみた。』『脱いでみた。2』などの写真集があります。武居さんは広告やファッション誌で活躍するかたわら、ミュージックビデオなどにも出演。女性から幅広い支持を集めるお2人が、何を語り合ったのでしょうか。

まずは自分を肯定することから。ポジティブの連鎖を広げて体に向き合うために

3人の画像
写真家の花盛友里さん(左)と、モデルの武居詩織さん(中)

――新型コロナウイルスの影響で、体や気持ちの変化はありましたか

武居さん:私はピラティスをしていたのですが、新型コロナウイルスの影響でジムに通えなくなってしまい、今は家でリモートのトレーニングを受けたり、YouTubeでトレーニングの動画を見て実践したりしています。以前はジムに行きさえすれば1時間みっちりレッスンをしてもらえる、という感覚でしたが、自宅でのトレーニングだと甘えて休みたい気持ちが出ることも……。だからこそ、人に整えてもらうのではなく、自分の意識で体を整えていかなきゃ、というように、気持ちが変化しました。食事についてもそうですね。自炊の機会も増えたので、自分で意識的に整えなければと思うようになりました。

花盛さん:私は密を避けるために意識的に電車に乗らないようにし、荷物が多いのでタクシーで仕事に向かったりしていたら、歩く歩数がすごく減りました。1日の歩数が30歩とかいうこともあって、何が起こったのって感じ(笑)。これではだめだな、運動しなきゃ、という気持ちになりますね。

――年齢による変化は感じていますか

武居さん:私は10代の頃は、食べても太らなくて、カリカリの体つきだったんですね。でも、20歳を過ぎてしばらくしたころから、だんだんと食べたものがちゃんと肉になる、というような変化が出てきました。以前は職業柄、「太っちゃいけないのにぷにぷにしちゃった」などとあせる気持ちが強かったのですが、今は逆に、体重などに左右されず、心から健康でいて、女性らしいしなやかな体がきれいなんじゃないかな、と思うようになりました。

花盛さん:私は2人の子どもの授乳を終え、胸がすごく下がったり、年と共に太りやすくなったのに鎖骨の下の部分だけ肉が落ちてやせてしまったり、という変化を経験しました。年相応に、少し肉づきもあるほうが健康的だなあ、健康っていいなあと思うようになりました。

自分のことを肯定している子ってすごく美しく見えます。写真集『脱いでみた。』の撮影のとき、「この子、自分の体のことが好きなんだな」と思う子もいたんですけど、それはやせているから好き、とか、そういう体型的なことじゃないんですね。撮影の途中から、自分の体を受け入れて好きになるほうへとどんどん変わったことで、体が発光するというか、きれいになっていくのを目の当たりにしたこともありました。

花盛さん画像
「自分を肯定している子ってすごく美しく見えます」(花盛さん)

――自分で自分を肯定するのが大切なんですね

武居さん:美しさの一般的な基準というものもあるのかもしれませんが、やっぱり内面からにじみ出る美しさって、いちばん、きれい。自分の体を自分自身が愛して心が満たされると、外側にそれが影響するのかなと思います。ですから、私も鏡を見て変化に気づき、落ち込むこともあるんですけど、もう一度ここから自分の体と向き合ってよくしていこうって、ポジティブに転換することを心がけています。楽しく生きて、その中で自分の思い描く体つきを目指すのが素敵だな、というか。

花盛さん:そうですね。そのためには鏡の前で5秒でも10秒でも自分を見つめて、「なんかこれでいいんじゃない?」と思う時間、肯定する時間を持つだけで、体はそれに反応していくと思っています。そういう時間を持つことと、すごく簡単なことでいいので、少し食事に気をつけてみよう、とか、体によくないことをちょっとやめてみよう、とかいうことを、少しずつ積み重ねていけばいいかな、と思います。

武居さん:自分を肯定してあげるのって、とても大切だと思いますね。私は本当にガリガリで、いちばん、やせているときに花盛さんに撮影していただいたことがあったのですが、そうして撮っていただいたことで、「あ、こんな自分の体でもいいんだ」って思えたんですね。それはとてもいい発見でした。

自分がだれかに肯定してもらうことで、自分を受け入れることができた、その経験をいかして、今度は「あなたはここがチャーミングだね、素敵だね」って、友だちとか恋人にも言ってあげられるようになりたいと思って。そうすると、いい連鎖が広がって、みんなが自分の体に向き合うことにポジティブになれるのかな、と思いました。

「“あなたはここがチャーミングだね”って友だちとか恋人にも言ってあげられるようになりたい」(武居さん)

「下着の手入れの方法は?」「合う下着が見つかりません!」下着のお悩みに、ワコールの元ビューティアドバイザーが回答 !

ワコールサイズオーダー画像

トークの後半には、ワコールの元ビューティアドバイザー、松尾裕子さんも参加。事前に募集していた下着についての“困った!”というお悩みや、武居さん、花盛さんの質問をもとに、下着のことを語り合いました。

●下着はやっぱり手洗いがいい? でも、なかなか時間がとれません…
「基本的には取り扱い絵表示に従って、お手入れしていただくのがよいですね。正しくお手入れすることで、きれいな状態で長く身につけることができます。特にワイヤーの入ったブラジャーなどは、やはり手洗いするのが基本。また、直接、肌に着ける下着には、汗や皮脂がついているので、着用した日に洗濯するのがおすすめです。なかなか時間がとれないことも多いと思うのですが、私は、お風呂に入るときに下着を持って入り、洗面器で洗ってしまっています。こうすると、少し負担が減ると感じています」(松尾さん)

●話題のナイトブラに興味があります。着けるのと着けないのとで、かなり違いますか?
「バストは寝ている間も重力によって引っ張られていますが、寝返りなどで姿勢はいろいろと変わるので、バストも日中とは違う方向に動いています。ワコールから発売している「ナイトアップブラ」は、バストを包み重力によってバストの皮膚が伸ばされ過ぎるのを防ぎます。適正な位置にバストを安定 させることで、不快感がやわらぎ、心地よい睡眠に誘われるため、夜の新習慣としておススメしています。ナイトアップブラ とあわせて、バスト専用のジェルで保湿するのもおすすめです」(松尾さん)

●自分の体型にぴったりのブラがなかなか見つかりません
「自分にぴったり合う下着を見つけるのはなかなか難しいものだと思います。下着屋さんの店頭で下着について聞くのは気恥ずかしいかもしれませんが、店員さんは専門的知識を持っているので、お客様のご要望やお悩みに合わせてアドバイスしてくれます。気軽に相談して下着選びを楽しんでほしいと思います。また、ワコールではセミオーダーで作れるブラジャーのブランドもあり、約3,000通りのサイズをそろえているので、そういったところで自分にぴったりの下着を作るというのもよいかもしれません」(松尾さん)

3,000通りものブラ サイズからセミオーダー、お気に入りの1枚を! これなら自分だけの、自分にぴったりの1枚が見つかりそうです。武居さんも花盛さんも興味津々。「着心地がよくて自分にぴったりくるものをオーダーできるって、すごくうれしいですね」(武居さん)。「気になります、とても。作ってみたい」(花盛さん)。
自分にぴったりのお気に入りの下着を身にまとう高揚感も、自分の体に向き合うひとときには大切かもしれませんね!

ふたりの画像

いかがでしたか。それぞれの人がもつ美しさというのは、自分の内側を認めて満足させることと、自分の外見を受け入れ、好きになることの両輪からくるのだろうと、トークを通じて感じました。
年齢や環境に伴って、私たちの体は常に変化し続けています。自分を自分で肯定しながら、こうした変化とうまく向き合っていきたいですね。

取材・文/寺田 千恵

※オンラインイベント『わたしたちのヘルシー〜心とからだの話をはじめよう〜』は、3月31日まで、こちらから見ることができます。

〈3月6日プログラム〉

〈3月7日プログラム〉

 

プロフィール 

花盛友里(はなもり ゆり)さん

花盛さん画像

1983年、大阪府生まれ。女性誌や音楽誌、広告まで幅広く活躍するフォトグラファー。自身初の写真集『寝起き女子』(宝島社刊)、女子のためのヌード写真集『脱いでみた。』(ワニブックス刊)では、モデルだけでなく一般女性も撮り下ろし話題に。2020年6月『脱いでみた。』第2弾も発売。プライベートでは、6歳と2歳、2人の男の子のママでもある。

武居詩織(たけすえ しおり)さん

武居さん画像

埼玉県出身。透明感のある唯一無二の存在感で、広告・ファッション雑誌等で活躍。
趣味は音楽鑑賞で、FUJI ROCKなど国内のフェスに毎年参加するほどの音楽フリーク。
音楽好きモデルとしてライブのレポートなどで活躍する傍ら、有名アーティストのMVにも続々と起用されている。

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