梅雨から初秋の台風シーズンに向けては、湿気が多くなります。この時期に意外と困るのが、玄関周りのニオイではないでしょうか。ニオイの先をたどると、たいてい靴箱だったりするのですが、ニオイの消し方がわからないため、とりあえず芳香剤を入れている人も結構いらっしゃいます。はたしてそれで改善できたかというと、そうではなく…むしろニオイが余計にひどくなることは、よくある話なんです。そこで今回は、スタイリストの筆者がイヤなニオイがしない玄関作りの方法をご紹介します。
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イヤなニオイがしないための、靴のトリセツ
玄関がせまく、靴を玄関に多く出しておくことができない人がやってしまうこととして、はいて帰ってきたばかりの靴を、すぐに靴箱にしまってしまうことがあげられます。
はいたばかりの靴には、汗や皮脂だけでなく、人の発する熱気が残っていますので、靴をすぐに靴箱に入れてしまうと、靴箱の中で湿気がこもってしまいます。
雨の日にはいた靴はとくに注意! 雨水で湿気がさらに多くなり、見ためは濡れていなくても、靴が吸収している湿気はかなりのもの。ニオイだけでなくカビも発生させてしまい、ほかの靴にも悪い影響を与えてしまいます。
これは、革靴だけではありません。キャンバス地もゴム靴も同じです。はいたばかりの靴は最低でも半日、雨の日なら1日以上、しっかり湿気がなくなってから靴箱にしまいましょう。靴の湿気とりには、古典的ですが新聞紙が便利かつ効果抜群ですよ。
イヤなニオイがしないための、靴箱のトリセツ
靴の整理整頓、靴のメンテナンスをマメにする人でも、靴箱の掃除はめったにしないという人は少なくありません。靴箱の中に消臭シートを敷いている人でも、いつ買ったものか覚えていないというパターンも少なくありません。こういった靴箱の掃除不足が、ニオイの原因になるのです。
靴箱には、知らず知らずのうちに土ぼこり、砂ぼこりが蓄積するため、こまめに掃除は必要です。これらはとくに、隅にたまりやすい傾向があります。
靴を全部出して、古い歯ブラシなどを使ってしっかりとり除き、濡れぞうきん→空拭きの順で拭き掃除をしましょう。消臭シートは買ったら終わりではなく、様子を見て買い替えてくださいね。
芳香消臭剤はこう使おう
基本的に上記の2つを行えば、ほぼニオイに悩まされることはありませんが、多くの人が使っている玄関周りの芳香消臭剤の正しい使い方をご紹介しますね。
まずは、靴箱のような密閉した場所に使うことはおすすめしません。
いい香りも適所を間違えると悪臭になりえるからです。使うなら、靴箱ではなく玄関に使ってください。置く場所は、床がベスト! 通常、香りは上から下へと流れていきますが、床に置くことで、香りが強すぎず自然に香ってくれます。玄関は空気の通りがせまい分、低い位置に置くことで、香りが強くなることを防ぐことができるのです。形状は、消臭力もあるゲル状が最適です。
「ラボン・デ・ブーン 芳香剤」は、消臭剤には見えない見ためが魅力。かわいいのでインテリアにもなり、生活感を感じさせません。
靴箱の中に消臭剤入れるなら、天然の脱臭効果がある炭が最適。これも永久ではないため、取り換えは事前に期間を決めて行ってくださいね。
これで玄関周りのイヤなニオイと決別! ぜひ参考にしてニオイ対策を行ってくださいね。