足から全身に働きかけることで健康的な毎日を生み出す「足ウェルネスⓇ」というライフスタイルを提唱している足裏研究家の鈴木きよみさん。足裏の表情を読み解き不調の原因を見出すのが「足相学」です。今回は先生の書籍『足裏をみればすべてがわかる』から、足裏からキレイをつくる美容のためのゾーンセラピーをご紹介します!
Contents 目次
もっとキレイになりたいなら足裏からアプローチ
今の体型は食事や運動などの生活習慣によってつくられたものです。そして、内臓に何らかの不調があると太りやすくなったり、肌が荒れたりと美容的な不調が表れます。そんな太る原因から肌の状態まで、すべて足裏に反映されています。キレイをもっと磨くために、足裏からアプローチして全身の巡りを促しましょう!
足裏には重力の関係で、よぶんな水分や老廃物がたまりやすくなります。けれども足裏刺激のゾーンセラピーをすると、毒素が排出されやすい体に。特に食べ過ぎてしまった日の夜には足裏刺激を忘れずに行いましょう。代謝が促されて、食べたものをため込みづらい体に変わります。
足から太りやすさのタイプを知ってスッキリボディになろう
太りやすさのタイプを知ることはダイエットへの近道。体型が丸くぽっちゃりと見える水太りタイプか、脂肪がしっかりついた固太りタイプか、足裏を見て判断してみましょう。
(1)水太りタイプとオススメのゾーンセラピー
水太りタイプの人は足の横幅が広く、ぷよぷよとやわらかそうな足をしています。足にも水分が停滞しやすくむくんでいるので、足の甲を押すと跡が残ります。足の甲のゾーンを刺激して、体にたまったよぶんな水分の排出を促しましょう!
足刺激は、左足からスタートし、右足も同様に行います。
●水太りタイプの足
【1 足の甲全体をさする】
手を軽く握り、親指以外の4指の第二関節を足の甲にあて、指の根元から足首に向かって3回さすります。
【2 上半身のリンパ腺、下半身のリンパ腺、鼠径(そけい)部を押す】
両手の親指を足首の外側にある上半身のリンパ腺のゾーンと足首の内側にある下半身のリンパ腺のゾーンにあて、3回押します。次に鼠径部のゾーンに両手の親指を重ねてあて、3回押します。
●足の甲のゾーンマップ
(2)脂肪太りタイプとオススメのゾーンセラピー
代謝が悪く、老廃物をため込みやすいのが脂肪太りタイプです。足にさわるとガッチリしていて、四角い足の印象です。土踏まずがつぶれていて、かかとの皮ふが厚いのも特徴です。肝臓のゾーンを刺激して代謝を促し、腸の調子を整えて、燃焼しやすい体をめざしましょう!
●脂肪太りタイプの足
【1 肝臓をさする】
右足の薬指と小指の延長線上にある肝臓のゾーンに、人さし指の第二関節をあて、上から下に3回さすります。
※肝臓のゾーンは右足にしかありません。
【2 土踏まず全体をさする】
手を軽く握り、大腸、小腸のゾーンが集まる土踏まずに親指以外の4指の第二関節をあてます。手首を返すようにしながら、土踏まずを3回さすります。
腸のデトックスをすれば美肌が手に入る!
便秘や下痢など腸の調子が悪いと肌トラブルが起きやすくなります。土踏まずが黄色い人や、しわが多い人は要注意です。便やガスなどの老廃物は左足の大腸のゾーンにたまりやすいので、左足を刺激しましょう。
●左足裏ゾーンマップ
【1 横行結腸、下行結腸をさする】
人さし指の第二関節を横行結腸のゾーンから下行結腸のゾーンにあてます。横からタテに指を動かして3回さすります。
【2 S状結腸、直腸をさする】
人さし指の第二関節でつくった指角を左足の内側面に向けて、S状結腸と直腸のゾーンを横に3回さすります。かたい部分は念入りにさすりましょう。
ゾーンセラピーと合わせて食事内容に気をつけ、適度に運動するようにすればさらに効果的です。足裏からキレイをレベルアップしてみませんか?
取材・文/牧内夕子 イラスト/湯沢知子
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『すべての不調は足裏を見ればわかる!』(鈴木きよみ著/ワン・パブリッシング)