あふれんばかりのクローゼット状態と決別したい! そんな気持ちを持つ女性へ向けた内容をお届けする「クローゼットダイエット」シリーズ。今回は、着たい、使いたいと思わせてくれる上に、実際に着る服、使うものばかりで満たされた“スタメンオンリークローゼット”を作るための方法についてお話しします。
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買ったばかりの服ってどうしてる?
買ったばかりの服や小物は、すぐに紙タグをとり、いつでも使える状態にしましょう。仕事柄、多くの女性のクローゼットを拝見していますが、紙タグがつきっぱなし状態のものが多いんです! ショッパーに入ったまま、箱に入ったまま、不織布に入ったまま…こういったケースも決して少なくありません。この状態、言い換えるなら、スーパーで食材を買ってきて袋ごと冷蔵庫に入れているといったところでしょうか。人は、いざ服を着るときに紙タグをとることすら面倒に感じて、着るのをやめてしまいます。
こういった、すぐに着られない状態の服は、そのうち買ったことすら忘れてしまったり、季節やトレンドが移り変わることで旬が過ぎてしまったり、買った本人の好みが変わってしまったり…。いろいろな意味で、使うタイミングを逃してしまうのです。買ったらすぐに使える状態にしておきましょうね。
混ぜない、忍ばせない
日頃からよく使っているものは、あなたのクローゼットにおいて、まぎれもないスタメンです。これらのものと、買ったばかりのこれからスタメンになる予定のものは、そうではない2軍3軍のアイテムと一緒の場所へ収納しないようにしましょう。なぜなら、一緒にしてしまうと「いざ着る」「いざ使う」ときに紛れ込んでしまって、どこに入れたのかわからない状態を作り出し、使う機会を逃す原因になるからです。探す手間というのは、ただの時間の浪費でありストレス。このストレスが、また新しいものを買いたい欲をかきたてます。お店に行けば、キレイにモノが陳列されていて、ほしいものが探しやすいですからね。
外でお宝発掘したい欲がむくむくと湧きたったら、まずは自分のクローゼットの中でお宝が埋もれてしまわないよう、クローゼットを片づけましょう。
※畳み収納は、縦が原則。見えない、隠れる服を作らないことが大切です。
衣替えいらずのクローゼットを作る
衣替えを“ほぼ”しなくていいクローゼットにしておくことが、スタメンオンリーのクローゼットを作りやすいんです。
その理由は、季節を問わず、持ちものを目で見て常に把握できるように1か所に収納するだけで、余計なものを買う失敗が防ぐことができるからです。
これはいわゆる、“クローゼットの可視化”です。持ち物を把握できていないと、ふと頭の中でなんでもいいように変換してしまうのが人の性。その結果生まれてしまうのが、“たんすのこやし”なんです。
部屋のあちこちにある収納スペースへ分散して収納したり、トランクルームを借りたり、クリーニング屋さんの保管サービスを利用して収納することを止め、手持ちの衣類は決まった収納スペースだけにしまうようにしてください。
入りきらないというときは、必要以上に所有しているということを潔く認め、納められる量まで減らすことに注力しましょう。
次回は、スタメンオンリーのクローゼットを作るために、外からたんすのこやしを足さないためのコツを紹介します。買いものがやめられない人はとくに必読です。