北風が冷たい日が増えてきましたね。体が冷えた日は、湯船につかってしっかりと温めましょう! 今、話題のエプソムソルトを使えば、手軽に温活ができて、全身ツルツルの美肌に近づくこともできます。エプソムソルトの使い方をご紹介します。
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体ポカポカ効果がスゴイ! エプソムソルトなら全身ツルスベ肌に
エプソムソルトは、その健康効果の高さから、今、とても注目を集めています。ソルトという名前はもちろんのこと、見た目の様子もまさに塩のようですが、じつは塩ではなくて、海水にも含まれる硫酸マグネシウムです。硫酸マグネシウムは、温泉にも多く含まれる成分です。エプソムソルトを入れて入浴すると、体に不足しがちなマグネシウムを肌から補給することができますよ。
マグネシウムは、人間の体に大切な必須ミネラルのひとつですが、日本人の食生活では摂取量が不足しがちだということがわかっています。また、ストレスを受けると尿中にたくさん排泄されてしまい、さらに不足することになります。
そして、さまざまな不調や病気は、マグネシウム不足から起こるものも多いのだとか。たとえば、疲れやすさや体のだるさ、不眠やイライラ、気分が落ち込みやすい、太りやすい、といった不調を感じている人は、マグネシウム不足かもしれません。そのままにしていると、生活習慣病などにもつながるそうなので、注意したいですね!
エプソムソルトは、毎日の食事では不足しがちなマグネシウムを、肌から補給できるので、体調管理のためにもとり入れたいアイテムなのです。
入浴剤として使えば、体を温める効果や、かたくなった筋肉をほぐす効果で、疲れた体がリラックスしますよ。また、血流をよくして体内の老廃物を排出しやすくする効果があるので、むくみやすい人は試してみてくださいね。マグネシウムは肌の細胞分裂を助け、バリア機能の回復にも役立つといわれているので、美肌効果も期待できます。
エプソムソルトは、お風呂に入れるだけでなく、マッサージソルトとしても使用することができます。今回は、オススメの入浴法とマッサージ法の2つをご紹介します!
エプソムソルトを使った温浴方法とは?
エプソルトは濃度が薄いと効果も薄れてしまうので、湯船の量に応じて、たっぷりの量を入れる必要があります。海水と同じ濃度である0.2%が目安になるので、標準の浴槽の湯量150Lに対して、150~300g程度を1回に使います。
エプソムソルトは、お湯の中に入れるとすぐに溶け、湯当たりがまろやかになって肌ざわりもツルツルに感じます。ふだんの入浴時よりも体が温まるのが早く、つかってすぐに汗をかき始めます。長くつかり過ぎるとかえって疲れてしまうので、20分以内の入浴にしましょう。湯船から出るときは、体をシャワーで流さずに、そのまま上がると効果的です。
湯上がり後はポカポカとした温かさが持続して、湯冷めしにくくなります。お風呂から出たあともしばらくは暑くて汗が出てくるほどなので、寝る前に入浴するときはクールダウンする時間が必要です。温かさが収まってくると疲れがとれて、体がスッキリと軽くなった感覚が味わえます。
ガサガサのひじやかかとに… マッサージソルトとしての使い方
エプソムソルトは、マッサージソルトとして直接肌に使うこともできます。乾燥で角質がかたくなりがちなひじやかかと、ささくれがちな指先などをマッサージするのがオススメです。
エプソムソルトをそのまま肌になじませようとすると、固い粒がこすれて肌を傷つけてしまうので、お湯をなじませて溶かしながら使うとよいでしょう。
【マッサージソルトとしての使い方】
(1)手のひらにエプソムソルトを適量とり、お湯を数滴足します。お湯が多すぎるとすぐに溶けてしまうので、少しずつ足してくださいね。
(2)かたくなった角質の部分に、溶けかけたエプソムソルトをなじませます。肌に押しつけたり、こすったりしないように、手のひらや指先で、肌をそっとなでるようなやさしいタッチでなじませましょう。粒のざらつきがある場合は、お湯を足して溶かしながらマッサージします。
(3)マッサージのあと、粒が残る場合は軽く洗い流し、やわらかいタオルで水分をふきとります。そのあと、ボディクリームなどで保湿をして、肌のうるおいを守りましょう。
【ひじやかかとに】
溶けかけたエプソムソルトをやさしくなじませるように、手のひらでひじやかかとを包みこみ、くるくると円を描くようにマッサージします。
【指先に】
爪の周りを親指の腹で細かくらせんを描くようにして、エプソムソルトをなじませます。爪の周りのかたくなった角質がやわらかくなります。
私の場合は、湯船にエプソムソルトを入れるときに、マッサージ用のソルトを別に出しておき、湯船に浸かりながらマッサージをしています。お風呂のお湯で溶かしながらマッサージすれば、洗い流す手間がなくてラクですよ。
お風呂に入れるだけで簡単に温活ができるので、これから冷え込みが厳しくなる季節には、ぜひ積極的にとり入れたいアイテムです。ネットショップやドラッグストアなどで購入することができるので、冷えがツライ、と感じている人や、全身の肌の乾燥が気になる人は、ぜひ試してみてくださいね!