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“色”がもつ意味は遺伝子レベルで受けとってしまう! 色を自分の味方につければ、なりたい自分になれるかも?!
FYTTEでもおなじみの、自己肯定感の第一人者で心理カウンセラーの中島輝さん。11月16日(火)に開催したFYTTEのファンコミュニティ「Fan!Fun!FYTTE」のオンラインクラス、「FYTTE流リラックス自己肯定感~ビューティ編~」に登場いただきました。今回はパーソナルカラーや色と心や、肌など外面との関係について教えていただきました。
Contents 目次
色は心に訴えかける、大きな力がある
「『パーソナルカラー』って何でしょう? “私に似合う色”“私を美しく見せてくれる色”“私の魅力を引き出してくれる色”……。きっとこんな答えが出るのではないでしょうか。
『パーソナルカラー』は、1961年に第35代アメリカ合衆国大統領に就任したジョン・F・ケネディに端を発すると言われています。大統領選挙戦で不利だとされていたケネディは、メイクやカラーコーディネートに力を入れました。当時は白黒テレビの時代でしたが、ケネディが白黒テレビに映えるように計算されたメイクとカラーコーディネートで討論会などに臨み、対立候補のリチャード・ニクソンとの接戦を制したと言われています。こうしたことから服装や色の影響力が意識されるようになり、パーソナルカラーの考え方が生まれました」
けれども、環境心理学を勉強していたという中島さんのアプローチはこれとは全く異なると言います。
「刺されると危険なスズメバチやミツバチは、黄色と黒の縞模様をしていますね。何となくどぎつい感じがして、さわろうと思いません。これは黄色と黒の縞模様は危険だということが、遺伝的にすりこまれているからです。こんな風に色は心に訴えかける、大きな力をもった奥深いものなんです。
例えばお子さんが何かふさぎ込んでいるようだったら、部屋のカーテンをやわらかい緑色の、ドレープのあるものに変えてみるといい場合があります。カーテンにドレープがあると、光の入り方に変化がついて、心が落ち着きます。似合う、似合わない、だけでなく内面に注目し、環境心理学からアプローチするのが私の考えるパーソナルカラーなんですよ」
色の持つ意味合いが自分をサポートしてくれる
では、具体的にはどのように色を活かしていけばよいのでしょうか。
「例えば赤には、『活動的』というメッセージがあります。ですから、自分をアグレッシブに見せたいとき、しっかりとプレゼンテーションしなければならないときなどに、服装にワンポイント、さし色として使うといいんですよ。赤い色を使っているだけで、見ている人に『エネルギッシュな人』と感じさせることができます」
中島さんの主催する自己肯定感セミナーなどでは、ここ一番、受講生に集中してほしい日や脳を働かせてほしい日には、講師の方は赤いネクタイを着けるそう。色の持つ意味をメッセージとして相手に送ることができるんですね。
「あるいは、もっと感じよく接したいと思っているのに、心にもないことを言って場の雰囲気を気まずくしてしまうなど、自分の気持ちと相手からの印象がうまく一致しないことってありますよね。そういうときはコーラルピンクを身に着けるといいですよ。コーラルピンクには、相手からの印象をよくする作用があります。全身でなくても一部にとり入れるだけで、感じのいい人と思ってもらえる可能性が高まるのです」
ほかにも、やわらかい印象の人は、会議などロジカルに見られたい場ではブルーやインディゴを身に着けるなど、発したいメッセージで色を使い分けていくのがいいのだとか。また、自分をどう見てもらいたいか、ということに加え、自分の弱点や必要な点を補ったり、強みをさらに強調したいと思ったりしたときにも、色をうまく使うことが効果的だといいます。
「色のもつ意味によって自分をサポートしてもらえるのです。色の力をどんどんとり入れて、色を味方につけるのがポイントです」と中島さん。
外面から内面を変え、内面から外面を変える
「表現したい自分、見られたい自分になるために、ワンポイントとしてちょっと色をとり入れるだけで大きな強みになる。そういうことを知ると、自己肯定感が上がり、自信をとり戻すことができます。色という外面から、自信という内面を変えることができるのです」
内面が変わることで、今度は外面に影響が出ると言います。どういうことでしょうか。中島さんは次のように教えてくれました。
「皮膚のいちばん表面は『表皮』で、表皮は『角層』『顆粒層』『有棘層(ゆうきょくそう)』『基底層』『真皮」『皮下組織』などの層になっています。表皮の下には『真皮』『皮下組織』があり、『真皮』には血管やリンパ管が通っています。自信があると、ホルモンバランスや血流、リンパの流れがよくなります。これは『表皮』にも影響を与え、顔色がよく生き生きと見えるのです。逆に自信がないと顔色が沈んで見えてしまいます。自信をもつことで内面が整えば、肌がみずみずしくなり、気持ちも前向きになります。
色を味方につけて内面的な気持ちのみずみずしさを保つことができれば、スキンケアにつながり、外面もひとりでにきれいになっていくということを知っておいてもらえればと思います」
さらに、服装だけでなくさまざまに応用が効くのが中島先生のパーソナルカラー。例えば、黄色は風水では中央の色とされている色でもあり、「会社や学校に行きたくない」という状態のときには玄関に黄色の置物を置いておくと感情が明るくなるのだとか。
「部屋を掃除したり、模様替えしたりするときにも、壁紙や置物に色の力をとり入れてみてください。高いものでなくてもいいので、こんな自分になりたいと思うことを象徴する色を気軽にとり入れて部屋を作ってみましょう。また、誰かにプレゼントをするときに、色の意味や効果を考えて選ぶのも素敵だと思いますよ」(中島さん)
色の表す個性を理解して、その人なりのパーソナルな色使いをする――中島さん流のパーソナルカラーの考え方をどんどんとり入れれば、日常が明るく楽しくなって、外面も内面も生き生きできそうですね! 参加者の方からは「贈り物の参考にもしてみます!」などの感想も聞かれました。
次回の「FYTTE流リラックス自己肯定感」オンラインクラスは12月22日(水)20:00~20:40。数秘術による今年~来年のバイオリズムを知り、ご自身のバイオリズムから来年の幸せを10倍にするための指針を手に入れる方法を中島先生がレクチャーしてくださいます。1年の総決算として今年を振り返り、一緒に運気を上げていきましょう!
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https://fytte.jp/community2021_pre/ 取材・文/寺田千恵