服だけが浮いてしまわない、若作りにもならない、大人にちょうどいい華やかカラーをとり入れたコーディネートの作り方。今回は、オレンジに続き今季大人気のカラー「グリーン」をとり入れた、洗練コーディネートの作り方をご紹介します。
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華やかカラー“だけ”が浮いてしまう理由とは
例えば、まったく知らない人と、偶然にも何度もすれちがったとき、「あ、グリーンの人だ!」と思うように、その人の顔よりもなによりも、着ている服の特定の色の印象が、強烈に残ったりしたことはありませんか? これは、色だけが浮いてしまっているからなんです。なぜ浮いてしまうのか。
理由は、合わせているほかの服の色とのメリハリが、はっきりし過ぎてしまい、人に印象を与えやすい色、つまり華やかカラーが、ほかの色の印象力より勝ってしまうからなんです。
これを解決するためには、主役になる色、今回なら「グリーン」という主役の色と、ほかに合わせる色とのメリハリをはっきりさせ過ぎないことが、大人が華やかカラーを着こなすうえで抑えておきたいポイントです。
服だけ浮かない、グリーンコーディネートのコツ
主役になる色と、ほかの色とのメリハリが強くなってしまう原因としては、使う色数が少なすぎることが挙げられます。
例えば、ボトムにグリーンを合わせたら、それに合わせたTシャツはホワイト。靴もバッグも、グリーンもしくはホワイトといった感じです。
色数が多いコーディネートにすればするほど、全体としてまとまりがなくなり、イマイチなコーディネートになることが怖くて、主役になる色の印象が強ければ強いほど、ほかの色味を抑えなければとなりがちです。
しかしながら、結果として色数としてはまとまるかもしれませんが、コーディネートとしてはメリハリが強すぎて、色だけ浮いてしまう、つまり服だけが浮いてしまうことになるのです。
メリハリを抑えるためには、色数を最低3つは使いましょう。
そうすることで、ほかの色にも視線が散らされるため、まとまりをキープしつつ、つき過ぎたメリハリを抑えることができます。
おすすめは、主役カラー(今回ならグリーン)が含まれた多色小物を使ったコーディネート。
単色ではなく、多色というのが重要。多色使いのほうが、コーディネートに自然となじみ、メリハリが抑えられるのです。
また、グリーンといっても、色幅がありますから、ボトムと同じグリーンが含まれている小物を選びましょう。
大人にちょうどいい、グリーンに合わせるベストカラー
大人にちょうどいい、グリーンに合わせるベストカラー。それは、渋色です。
ブラウンやキャメルといった、単体で着ると妙に落ち着く渋めのカラーは、グリーンの派手さを絶妙に抑えてくれつつ、逆に渋めのカラーには華やかさを与えてくれるんですよ。ぜひお試しくださいね。
次回は、大人にちょうどいい、ピンクを使ったコーディネートの作り方をご紹介します。