サロペットは、独特の型ゆえに、一歩着こなしをまちがえると幼さが全開! そのため、大人が着ると変に若作りになってしまったり、野暮ったくなりがち。かわいいのに、いざ着てみたら気恥ずかしい。そんな声も上がるのがサロペットです。そこで今回は、幼さも野暮ったさも丸ごと解消できる、大人が似合うサロペットコーディネートの作り方をスタイリストの筆者がご紹介します。
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大人に似合うサロペットの選び方
サロペットはカジュアルなイメージが非常に強いアイテムなので、作業着っぽさを感じさせないものを選ぶことが基本。そのためにこだわっておきたいこと。まずは、色選びです。
サロペットの定番色であるインディゴブルーですが、じつは大人が最も避けたいカラー。そのほか、カーキやブラウンもおすすめしません。色そのものだけを見ればカジュアルなイメージが強いわけではありませんが、これらの色はサロペットになることで、非常にカジュアルさが強くなりますので、大人は避けるのが無難です。
大人に似合うサロペットのカラーは、「白」「黒」「濃紺」です。
この3色なら、サロペットの素材が、デニム生地を代表としたカジュアル要素が強い生地でも、先に述べたカラーと比較すると、断然作業着っぽさが出ません。
次に型。すそ幅はストレートでややスリムなものがベストです。トレンドにも左右されにくく、体型がキレイに見えます。幅がワイドすぎるとカジュアルなイメージが強くなりますし、すそが広がったフレアやタイト過ぎるものは、トレンド性が強く大人には不向きです。
次にデザイン。サロペットの肩ひもが、できるだけ細いものを選びましょう。また、胸当てがせまめのものがベストです。肩ひもが太かったり、胸当てが広いとカジュアルなイメージが強くなり、顔から近い分その印象は強く出て、幼さを全面に出す原因になるからです。
大人に似合うサロペットの着こなし方
大人が似合う着こなし方として、サロペットのカジュアルなイメージ、男性的なイメージ、幼いイメージを半減させるアイテムを合わせるのがコツ。つまり上記のイメージとは対極にあるものを合わせるのがベストなのです。カジュアルの対極はキレイめ、男性的の対極は女性的。幼いの対極は大人っぽいです。
これらに当てはまるトップスとはどういったものかというと、女性らしいデザインのブラウス、体のラインが適度に出るハイゲージのニット、肌を適度に見せるデザインが入ったカットソーなどです。足もとは、パンプスやキレイめのサンダルやミュールがよく合いますよ。
以上のルールを守るだけで、幼さや野暮ったさは簡単に解消できます。ぜひサロペットコーディネートの参考にしてみてくださいね。