せっかく用意したかわいいサンダルも、かかとに問題があって履けない......。そんな残念なことになっていませんか? かかとのザラザラ、ガサガサ、ひび割れは古い角質をほったらかしにしたツケ。でも大丈夫。ツルツルかかとへのケア方法を紹介します。
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ガサガサかかとの原因は?
かかとには皮脂腺がありません。実は水分や油分が不足しがちな部分なのです。さらに歩行や運動によって毎日、確実に摩擦されています。乾燥と刺激で新旧の角質の代謝がうまく機能しないと、古い角質がはがれないまま積もり、層が厚くなってかかとが硬くなってしまいます。
ケアしないまま放っておくと、古い角質が残ったまま乾燥が進んでいくので、かかとはガサガサになり、ひどくなるとひび割れや亀裂が発生することに。
削る、はがす、磨く…角質を除去する方法
古い角質を落とすためには大きく3つの方法があります。
削る
フットファイルなどを使って角質を削ります。かかとがうろこ状になって亀裂が生じている場合は、何日かに分けてするようにしましょう。一気に削ろうとすると必要な角質層まで傷めてしまう危険があります。
- お風呂や蒸しタオルなどでふやけない程度に足を温め、角質を柔らかくします。
- 水けを拭き取ります。濡れたままだと削り過ぎる危険があります。
- フットファイルなどのやすりで、かかとをこすります。この時、やすりは往復させずに、一方向へ動かしましょう。
- クリームなどを塗って保湿します。
はがす
ピーリング剤などで古い角質をはがします。ジェル入りの袋を靴下のように履いて足を浸すだけのものだと簡単です。削り過ぎることもなくとても便利な方法ですが、即効性はありません。また、薬剤が合わないこともあるので、パッチテストをしてから使うよう気をつけましょう。
- 30~120分、足を浸します。いろいろなタイプの薬剤があり、商品によって浸す時間が違うので、確認すること。
- 数日後から角質がむけ始めます。きれいなかかとになるまで1~3週間かかります。
角質がむけている間の状態はあまり見た目によくないので、かかとをさらすようなタイミングでのケアは避けたほうが無難です。また、この期間はアルコールや油分を含んだ保湿ケアは避け、むけきった後にしっかり行なってください。
磨く
比較的症状の浅い場合に有効な方法です。スクラブ入りのクリームなどで足をマッサージして、肌の表面を磨きます。乾いた状態で使うタイプと濡れたまま使うタイプがあるので、チェックが必要です。
- フットケア用のスクラブ入りのクリームを手に取り、ゴシゴシ擦らないように注意しながら、指先で円を描くようにかかとをマッサージする。
- クリームなどを塗って保湿ケアをする。
簡単パックで速効!すべすべかかと
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用意するもの
ハンドクリームまたは足用クリーム
食品用ラップ
靴下
- 足をお湯であたため、かかとの角質を落とす
- 足の裏全体にたっぷりとクリームを塗る。
- ラップを足の裏から甲にかけて巻く。
- そのまま10分、時間をおく。
- 靴下をはいて保湿する。
靴下を履く前に、フットマッサージをするとさらに効果が上がります。マッサージは筋肉の緊張をほぐし、皮膚を滑らかにして発汗を促してくれます。足の裏全体から足首、ふくらはぎと優しくゆっくりとさすって、1日の終わりに酷使した足をいたわりましょう。
文/Masuda Yuka