古代インドで発祥した伝承医療のアーユルヴェーダでは、白ごま油は若返りのオイルと呼ばれ、あらゆる病気の予防に役立っているそう。今回はツヤ髪が育つ頭皮ヘと整える白ごま油を使った頭皮マッサージをご紹介します。
Contents 目次
若返りのオイル「白ごま油」
古代インドで発祥した伝承医療のアーユルヴェーダでは、白ごま油は若返りのオイルと呼ばれ、あらゆる病気の予防に役立っているそう。
ごま油というと、褐色のものを思い浮かべがちですが、アーユルヴェーダで使われる白ごま油は、抗酸化作用や浸透性が高く、塗るとポカポカして血行も改善。頭皮マッサージに使えば、毛穴から皮ふに浸透、毛細血管から血液中に吸収され、体内の毒素を抱え込み、再び皮フの表面や消化管内から排泄物として体外へ。このように、白ごま油が、毒素を浄化してくれるので、頭や気持ちがスッキリする上に、ツヤやかな髪が育つ頭皮に生まれ変わるとか。
頭皮マッサージは毒素が排出されやすい朝に行うのがおすすめ。生理中や妊娠中、発熱時、肌に合わないと感じたときは使用を控えて。
白ごま油の準備
白ごま油を鍋に入れ、温度を計りながら100度以上にならないように弱火で温める。
温が90度になったら火からおろし、そのまま余熱で100度に。自然に冷ましたら、白ごま油を鍋から清潔な密閉ボトルに移し替えて冷暗所で保管。
1週間分で50~100ml量が目安。
マッサージのやり方
- 白ごま油を手に取り頭皮につけて
頭皮マッサージに使う量は大さじ1杯弱が目安。手のひらで人肌温度に温めてから、生え際から頭頂部に向かって塗るようにつけて。 - 外回りに頭頂部をなでる
両手のひらに白ごま油をのばして、頭頂部を包み込むようにして、外回りにゆっくりと、ひと呼吸で一つの円を描くように×10回。 - 側面も呼吸をしながらなで回して
左右の耳上あたりに両手のひらをあて、後ろに向かって、ひと呼吸で1回円を描くようにゆっくり手を動かします。これを10回。 - 前頭部もしっかりとマッサージ
両手のひらをおでこにおき、頭頂部に向かってゆっくりと円を描くようになでさすります。頭の緊張をほぐすように10回。 - 仕上げに後頭部をなでる
後頭部に両手をあて、包み込むように内側から外側へ円を描きながら10回さすって。10~20分放置後、いつものようにシャンプーを。
監修/蓮村誠、取材・文/白倉綾子