今まで気にしたことがなかったのに、ふと目にした瞬間、気になりだしたら止まらないのが“白髪”。しかも、白髪って見つけてしまうと、つい抜いてしまいませんか? 白髪が気になる頃は、抜け毛が気になるお年頃であることも。そんなときに自ら髪を抜いていいのか…と思ってしまいますよね。そんな白髪の疑問について、今回はすっきり解消! 美容師の日熊太志さんに教えていただきました。
Contents 目次
白髪って抜いていいの?
毛を抜くということは、毛根にダメージを与えてしまうため、毛根が弱って新しい髪の毛が生えてこなくなる可能性が高くなります。また、髪の毛を抜くクセを続けてしまうと、「気がついたら髪の毛が薄くなっている!」ということもあり得ます。ちなみに、自然に抜けてしまうのは、エイジングに伴う現象だから問題ありません。ストレスが原因で抜けてしまうのなら問題視するべきですが、自然な流れで抜けてしまうことについてはまったく問題ありません。
というわけなので、白髪は自ら抜くのはNGです。
白髪は切っていいの?
白髪は抜いてダメなら、切るのはいいのか? これはよく聞かれる質問です。端的に言うと、白髪を切るのはOKです。
ただ、短く切った白髪は、時間が経つとともに“ピン!”と立って、自己主張を始めます。じつは白髪は黒髪と比べると、軽くて油分も少ないんです。だからこそ、短く切ってしまうと“ピン!”と立って、自己主張をしやすくなるのです。
そのため、白髪を切るなら“跳ねない長さで切る”もしくは“こまめに切る”のどちらかが適切です。しかしながら、白髪が増えてくると、短く切るという方法は、結果として頭がピンクッションに刺さった針のようになってしまいますので、できれば白髪は切らずに染めたり、ボカしたりすることをおすすめします。
白髪をボカすってどうするの?
白髪をボカすとは、白髪混じりの髪に、ブリーチでメッシュを入れることで、コントラストを弱める方法です。
イメージとしては、白髪交じりの素の髪の毛の状態が、白と黒の2色。これが、白と金と黒の3色になるということです。注意点として、そのまま白・金・黒の状態では、ただの派手髪になってしまいますので、ブリーチ後は、上からカラーをするのがベスト。
ブラウンの入っていない、暗めのファッションカラーで、上から全体を染めることで、白、金、黒髪それぞれにニュアンスカラーが入ります。立体感も出て、とてもキレイな髪になりますよ。
年齢を重ねると共に、誰もが避けられないのが白髪。これを知っておくだけで、白髪が目立ち始めるヘアスタイルを、キレイに保つ方法もわかります。ぜひ参考にしてください。