年齢とともに気になる肌悩みのひとつに「シミ」がありますね。筆者も30代になってうっすらと現れはじめましたが、シミがあるのとないのとでは気持ち的なものや顔の印象も変わるのでできれば作りたくない! と思う人も多いはず。今回はエステティシャンの筆者がシミを作らない、濃くしないためにできることについてご紹介します。
Contents 目次
シミができるメカニズムを知ろう!
シミができる原因は「メラニンの増殖」です。 紫外線ダメージ、スキンケアやメイク時の摩擦、かゆみ時に肌をかくなどの刺激、ホルモンバランスの乱れなどによって異常を察知し、肌を守ろうと肌の色を決めるメラノサイトからメラニンが放出されます。
本来は肌の代謝とともに古い角質や垢と一緒にメラニンも排出されるはずですが、スキンケア不足、生活習慣の乱れ、摩擦などのダメージをくり返すことで肌代謝が乱れ、メラニンが肌内部に停滞してシミとなって見えます。
シミの元となるメラニンは最初から色が濃いわけではありません。
肌内部で停滞するとともに色が濃くなったり、メラニンがたくさん増え、集まり濃く見えます。
日々のスキンケアによって(1)シミを作らない環境にする(2)シミを増やさない(3)これ以上濃くしないようにすることが大切です。
シミの元メラニンを作る原因と対策
原因:紫外線ダメージ
対策:紫外線は年中降り注いでいるため室内屋外問わず、日焼け止め効果のあるUV、下地、ファンデーションで予防しましょう。
原因:スキンケアやメイク時の摩擦
対策:スキンケアやメイクの際は力を入れて摩擦をするのではなく、手の力を抜いてそっとふれる、なでるようにしましょう。
原因:かゆみ時に肌をかく
対策:かゆみの原因となっているものを調べ、肌のバリア機能を高める保湿スキンケアをしましょう。
原因:ホルモンバランスの乱れ
ストレスや疲労、体質の変化などからホルモンバランスが崩れやすくなることも。入浴で体を温める、バランスのとれた食事、規則正しい生活、適度な運動、リフレッシュ、足りていない栄養をサプリメントで補うなど体を整える意識を行いましょう。
原因:肌代謝の乱れ
正しいスキンケアを行う、入浴で体を温めたり適度な運動で血流を高める、バランスのとれた食事、規則正しい生活を意識しましょう。
シミに効果的な美容成分とおすすめアイテム
できてしまったシミをなくしたい場合は皮膚科やクリニックでのレーザー治療などが効果的ですが、まだ見えていない将来のシミを防ぐ、うっすらと見えるシミをこれ以上増やさない、濃くしないためには日々のスキンケアが大切です。
シミに効果的と言われているスキンケアはたくさんありますが、主に代表的な美容成分は「ビタミンC誘導体」「ピュアビタミンC」「トラネキサム酸」「アルブチン」「ハイドロキノン」でシミの元となるメラニンの生成を抑制する働きがあると言われています。
スキンケアの中でもとくに化粧水、美容液、シートマスクに上記の美容成分が含まれているものを選ぶのがおすすめです。
うっすら、はっきり見え始めたシミをこれ以上増やしたくない、濃くしたくない人には、安定型ハイドロキノンが5%配合された「アバンタイム トーンショットクリーム」がおすすめです。
ハイドロキノンは世界中でシミや色素沈着の治療薬として使用されているスキンケア成分でビタミンCやアルブチン、コウジ酸などの10〜100倍の美白成分を持つと言われています。
ハイドロキノンは刺激性や安定性などの弱点がありましたが「安定型ハイドロキノン(SHQ-1®)※」にしたことでこういった弱点が改良されています。
(※整肌成分:ハイドロキノンとセタルコニウムクロリドの混合物)
スポットケア用のなめらかなクリームで、肌なじみもよいです。
使い方は夜のスキンケアのいちばん最後に、気になる部分にトントントンとやさしくたたくようになじませます。ハイドロキノンは紫外線の影響を受けやすくなるため夜の使用がおすすめです。
肌のくすみ、シミを予防したい人には、進化型ビタミンC誘導体を配合した「チューンメーカーズ VC-20 ビタミンC誘導体」がおすすめです。
ビタミンCは壊れやすい物質であることから誘導化して壊れにくくしたもので水溶性と油溶性の性質を持っていて肌への浸透力が高いことが特徴です。
さらっとした美容液タイプです。
使い方は、
(1)化粧水の後に適量を手にとり、顔全体もしくは気になる部分になじませて美容液として使う。
(2)手持ちの化粧水に2〜3滴入れてなじませて化粧水として使う。
いかがだったでしょうか?
シミを作らない、シミを増やさない、濃くしないためにも日々のスキンケアで予防していくことが大切ですので、ぜひ参考にしてみてください。