冬の朝。寝ている間についてしまった寝グセをとるために、髪をぬらすひと手間は、寒くてかなり苦痛に感じますよね。そんな苦痛はなるべく避けたいし、朝から髪を濡らしたくない! そもそも寝グセがつかなければいいのに、、なんて思っているみなさんへ。美容師の日熊太志さんに、寝グセをつきにくくする方法を教えていただきました。
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しっかりと髪を乾かして寝る
夜、疲れているときにありがちなのが、早く寝たい気持ちから髪の毛を乾かすことがめんどうで、適当に乾かして生乾きの状態で寝てしまうことです。
ちょっとでも濡れた髪で寝てしまうと、寝グセはつきやすくなりますし、生乾き臭も発生します。さらに、髪はバサバサになって枝毛も発生しやすくなります。寝グセをつけたくないなら、まずはしっかりと髪を乾かして寝ることが基本です。
しっかりと乾かすと、キューティクル(髪の毛の表面のウロコ)が整うため、寝グセがつきにくくなります。
また、ドライヤーで乾かすだけでなく、ブラシを使って軽くブローをすると、熱と張力で髪の毛を整えられて、より寝グセがつきにくくなりますよ。しっかりとブローした美容院帰りの髪は、翌朝も寝グセがつきにくいですよね。
ここでひとつ注意したい点があります。ヘアアイロンなどを使って、がっつりセットしてしまうと、熱が入り過ぎて寝グセがついたときに直しにくくなるので、あくまで軽くブローすることがおすすめです。
少量のヘアオイルをつけて寝る
じつは、髪の毛がパサパサの状態のときはクセがつきやすいです。そのため、髪の毛をしっとりさせることで、クセがつきにくくなります。寝グセも同様。髪をしっかり乾かしたあと、ブローの仕上げにはヘアオイルを少量(1~2滴)つけましょう。
ヘアオイルをたくさんつけると枕についてしまうため、あくまで少量にしておいてくださいね。気休め程度に感じるかも知れませんが、意外と効果的なんですよ。
寝室環境の湿度を55%にする
前述した通り、乾燥していると、髪の毛は変なクセがつきやすくなります。そのため、髪自体だけでなく、髪の外的環境の湿度設定も気にすることで、クセがつくことを防げます。
そこで使ってほしいのが、冬の定番アイテム“加湿器”。55%の湿度環境ができると最適です。これは、冬場に快適に過ごしやすい湿度の目安でもあります。
ちなみに、湿度が保たれると静電気の発生も防ぐことができるので、一石二鳥なんですよ。
+αで、加湿器は低い位置に置くと床が濡れやすいため、机の上など少し高い所に置くのがおすすめです。
寝るときのちょっとした心がけで、寝グセはずいぶんとつきにくくなります。
冬の朝を快適に過ごすためにも、ぜひ参考にしてください。
取材・文/高田空人衣