朝起きて、鏡をふと見たら「目がパンパン」「耳の下が重たい」「なんだか顔が重い」と感じたことはありませんか?
そこで今回は、むくみに気づいた朝でも間に合う!
顔のむくみを一気に取り去るボディマッサージ法を、小顔矯正師の鄭 賢栄(Hyon)さんに教えていただきました。
Contents 目次
むくみを取るマッサージのアプローチは顔だけじゃない
朝起きて、“目がパンパン”“耳の下が重たい”“なんだか顔が重い”とブルーになることありますよね。
これらはみな、れっきとした“むくみ”による小顔を妨げる要因なんです。
むくみはできるだけ、その日のうちに取ってあげることが大切!
しかし前日の夜、仕事からの帰りが遅かったり、夜遅くに食事をしたりすると、入浴もおざなりに。当然、入浴をゆっくりする時間もなくなり、むくみを取るためにマッサージする余裕なんてないですよね。
さらに、むくみが気になるからと顔だけをマッサージするのは実はあまり効果的ではないことはご存じでしたか?
むくみやコリの原因もリンパへ一緒に流さなくては、逆に吹き出物の原因になることもあるのですよ。
だからこそ、本気でむくみが取れやすい体の状態をつくることが大切!
小顔矯正師の鄭 賢栄(Hyon)さんに、顔のむくみを一気に取り去るボディマッサージ法を教えていただきました。
ステップ① 肩~大胸筋のマッサージ
最初に肩まわし。両ひじを上げた状態で手を肩にのせ、肩甲骨から大きく弧を描くように3回続けてまわします。両ひじを寄せる感じで。前まわし、後ろまわし両方を2セット行います。
続いて大胸筋をゆるめるために、右手でげんこつをつくり、握った手の内側の骨を使って、左側の大胸筋をグリグリと3回転、内側へ回すようにほぐします。
胸の外側の上からわきの間に向かって、数回に分けてほぐす作業を、左右2セットずつ行います(反対側を行う際は逆の手で行ったほうがやりやすい)。
ステップ② 鎖骨周りのマッサージ
まず右手の人さし指と中指の指先の腹を揃えて、左の鎖骨の上側に置き、外側から鎖骨の上の溝を掘る感じで、ゴリゴリとまわし押し、鎖骨中央へ向かって数カ所に分けて行います。手を替えて、逆側も同じように行います。
さらに、鎖骨の下も同様です。こちらも同じように逆側も行います。
そして次に手のひらを使ってほぐしていきます。
左の肩なら右手のひら、右の肩なら左手のひらを使い、肩の背側から鎖骨へ向かって手のひらでつかむように、ゴリゴリと当てながらまわすイメージで3回ずつ行います。
ちょうど、肩の外側から首の上へとシフトしていくイメージです。これも数か所に分けて行います。片側が終わったら、手を替えて反対側も行います。
ステップ③ 首周りのマッサージ
ここまでできたら後は仕上げ。
水分や老廃物を排出しやすくするために、『ゴミ箱』的役割をもつ耳下腺の機能を活性化させるマッサージを行います。
耳下腺とは、耳の下を押すと少し痛みを感じるところを指します。ここを両耳同時に、曲げた人さし指を使ってゆっくりと3回押します。
その後この耳下腺からフェイスラインに沿ってエラへ向かって、コリコリする部分をつぶすように3回ずつ押します。さらに、そのまま鎖骨のリンパ腺へ、首すじを沿うようにして流していきます。これを両サイド2
セットずつ行います。
最後に胸鎖乳突筋と言って、首にある筋肉をほぐします。
両手の中指と薬指、指先の腹を、この筋肉に沿って置き、鎖骨にあるリンパへ向けて前から後ろまわしをするように、数か所に分けてグリグリとまわしてほぐしていきます。
以上が、顔のむくみを取り去る体のマッサージ。
顔に触れていないのに、これだけでも顔のむくみがスッキリ!
ぜひ、テレビを見ながら、メイクを落としながらでもいいので、日々の生活に取り入れてみてくださいね。
【取材協力】
※鄭 賢栄(Hyon)…医療国家資格を持つ、小顔矯正師。小顔王子こと中井克治の弟子で現在、認定講師としても活動中。
リンク先 https://www.facebook.com/hyunyeong.chung?fref=ts
取材・文/空人衣