いつも着けているブラジャー。
着けていて「痛いなあ」と感じつつ、使い続けている女性は意外と多いのではないでしょうか。
痛いだけならまだしも、よくあるのはブラジャーのちょうど中心部が体に当たって、ワイヤーの跡が常についている状態だったり、肌の黒ずみができてしまっていたら、それはもうブラジャーを完全に見直すべき!
今回は、ボディコンサルタント中島絹代さんに、ブラジャーを着けていることで起こる苦痛な問題のなかで、最もガマンし続けてしまう“ブラジャーの真ん中が痛くなる”原因と対策を教えていただきました。
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ブラジャーの真ん中が痛くなる、ホントの原因
ブラジャーの真ん中が痛くなる女性のほとんどが「私はここの骨がもともと出ているから…」「私の骨格が鳩胸ぎみのせい?」と自分の体のせいにしたり、
「年齢とともにデコルテがげっそりしてデコルテに肉がなくなったから…」というように、加齢が原因だと思いがちです。
しかし、じつは骨格のせいでも、年齢とともにバストが下垂してデコルテが貧弱になったせいでもないのです。
本当の原因は“ブラジャーのサイズ選び”に問題があります。
ブラジャーを正しく選ぶことができていれば、この悩みはすっかり解決されてしまうことがほとんどなのですよ(中島さん)
ブラジャーの真ん中が痛くなる原因 『アンダーサイズが小さい』
ブラジャーのアンダーサイズが、体のアンダーサイズより小さいと、ブラジャーを装着している間はずっとブラジャーが横伸び状態になっています。
そうなることで、ワイヤー中心部に圧力がかかり、体を圧迫してしまいます。これが痛くなる原因。
対策として、アンダーサイズの見直し、つまり、今よりワンサイズ大きめのアンダーサイズのブラジャーを着けてみてください(中島さん)
ブラジャーの真ん中が痛くなる原因 『カップサイズが小さい』
ブラジャーのカップサイズと、ブラジャーのワイヤーサイズは比例しています。
つまり、ブラジャーのカップサイズが小さいということは、本来のあなたのバストよりもブラジャーのワイヤーサイズが小さいのです。
ワイヤーサイズが小さいと、体にくい込んで痛みを生じます。ブラジャーのカップを1カップ、または2カップ上げると、ブラジャーの真ん中の痛みは無くなる可能性大です。(中島さん)
ブラジャーを選ぶときは、たいていカップサイズとアンダーサイズで選んでしまうものですが、中島さんは何よりも「ワイヤーの大きさ」を考慮して選ぶことが、正しいブラジャーの選び方になると力説くださいました。
ブラジャーの思わぬ痛みに悩まされている女性は、とくにぜひ考慮して選んでみてくださいね。
取材・文/高田空人衣