"顔は絵、髪は額縁"なんて言葉があるように、絵、つまり顔の魅力を引き出すのは額縁である髪しだいといっても過言ではないもの。特に顔にかかる"前髪"は印象を大きく左右するだけに、ヘアメイクアーティストchihoさんによると「小顔に見えるか見えないかについても、前髪しだいなところはかなりある」とのこと。そこで今回は、顔や髪の特徴別で小顔に見える前髪のつくり方を、chihoさんに教えていただきました。
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パッツン前髪
一見似合う人を選びそうな、難易度の高いパッツン前髪。
chihoさんによると、じつはこのパッツン前髪、顔を小さく魅せてくれるうれしい前髪なんです。
特におでこが広い女性や面長さんに、似合う前髪だそうですよ。
ただし丸顔さんの場合パッツン前髪は、さらに顔が幅広に見えてしまうこともあるので、「丸顔さんは特にパッツン前髪にするときは、サイドのおくれ毛が効果的なので、おくれ毛を作ることは忘れずに行ってください」とchihoさん。
意外にも難易度は低く、似合う人を選ばないパッツン前髪。挑戦しがいがありますね。
斜め前髪
小顔に見える前髪といえば、斜め前髪!とchihoさん。「縦長効果が生まれ、スッキリスマートにみえますよ」とのこと。
特に丸顔さんに、抜群に小顔効果を発揮するのが斜め前髪。
さらにchihoさん「どこで前髪を分けたらいいのか迷う場合、黒目の上あたりで分けるとバランスがとりやすいです。
それでも毎日斜めにキレイに前髪をセットするのが苦手と感じる人は、美容師さんに、あらかじめ斜めに前髪に切ってもらうと、簡単にセットできるのでおすすめ」だそうですよ。
カットで前髪が解決できるなんて、不器用な女性にはかなり朗報! 次回のヘアカットの際、美容院でぜひオーダーしてみて。
センターパート
「思い切っておでこを出すのも、顔が縦長に見えて小顔効果ありなんです」とchihoさん。
おくれ毛は目尻付近にかかるようにつくると、バランスよくまとまるようですよ。
さらに、センターパートでジグザグに前髪を分けると、分け目に自然なボリュームがでて、より自然なヘアスタイルがつくれるそう。
おでこを出すのが苦手な女性や、おでこを出すことで髪がペタンとしてしまう方は一見、避けてしまうかもしれませんね。でも、おくれ毛や分け方しだいで素敵にまとまる意外性のある前髪が、センターパート。
前髪がうっとおしいと感じる暑い季節だからこそ、似合う形が分かればハマるのが、センターパートかもしれませんね。
前髪がバシっときまるだけで、その日一日の気分も上々!
小顔に見える前髪作り、ぜひ極めてみて。
取材・文/空人衣 イラスト/中村奈々子