機能性表示食品「フルーツカップ スウィーティオパイナップル」に含まれる成分「パイナップル由来グルコシルセラミド」には肌の保湿力(バリア機能)を内側から高める機能が報告されているそうです。おいしいパイナップルを食べて保湿ケアができるのはうれしいですよね。今回は、「フルーツカップ スウィーティオパイナップル」に含まれる成分について、さらに手軽に作れる美肌レシピを紹介します。
Contents 目次
肌のバリア機能を高める「パイナップル由来グルコシルセラミド」ってどんな成分?
例年、気温・湿度が低い冬は、肌のバリア機能が低下し、乾燥による肌荒れに悩む人が増えることが予測されています。もしかしたら、すでに乾燥による肌トラブルで悩んでいる人もいるかもしれません。乾燥による肌のバリア機能の低下は、肌の角質層において脂質(セラミド)が減少し、肌の表面から水分が奪われることで起きます。
今回、機能性表示食品として届出された「フルーツカップ スウィーティオパイナップル」に含まれる機能性関与成分「パイナップル由来グルコシルセラミド」は、肌の角質層の「セラミド」の形成を助けることから肌のバリア機能を高め、1.2mg/日を12週間連続でとり続けると経表皮水分蒸発量が有意に減少することがわかっています。これにより、乾燥が気になる人の肌の保湿力(バリア機能)のケアにつながると期待されています。
「パイナップル由来グルコシルセラミド」は、脂肪間脂質の約半分を占めるセラミドを合成する酵素の発現を増加させることが報告されている植物の主要なスフィンゴ脂質です。脂肪間脂質は細胞同士のスキマを埋めることで、外部からの侵入を防御したり、角質層からの水分蒸散を防ぐ、バリア機能の働きをしますが、「パイナップル由来 グルコシルセラミド」は、セラミド合成や肌の保湿に関わる遺伝子群の発現量を上げ、タイトジャンクション※の機能を上げることで、肌の保湿力(バリア機能)を高めるものと考えられています。
※タイトジャンクション:隣り合う細胞同士がとる密接構造細胞と細胞を密着させることによって細胞同士のスキマを埋め、物質の透過を制限することで、バリアとして働く。
この「パイナップル由来グルコシルセラミド」は、自然栽培された「スウィーティオパイナップル」そのものに含まれていることから、フルーツブランドのドールでは、2022年に青果パイナップルで初めて、「スウィーティオパイナップル」を特定の保健の目的が期待できる「機能性表示食品」として届出を行いました。
そしてこの度、この「スウィーティオパイナップル」をカットタイプで手軽にとり入れていただきたいという想いで「フルーツカップ スウィーティオパイナップル」をフルーツカップのカテゴリでも初めて機能性表示食品の届出を行いました。
全国のローソンやスーパーマーケットでも購入可能です。
続いて、パイナップルを使ったお手軽レシピを2つご紹介します。
肌の保湿力を高めるパイナップルを使ったお手軽美肌レシピ
パイナップルを食べるタイミングや体の中でどんな働きをしているのかレシピ監修の古谷彰子先生に教えていただきました。
「パイナップルを食べるおすすめのタイミングは、朝食時です。睡眠中に脳が消費したブドウ糖をパイナップルの果糖とブドウ糖ですばやく補うことができます。また、肉や魚、卵などのたんぱく質と一緒に食べることで体内時計も整いやすく、気持ちよく1日をスタートできます。
そして、糖質をエネルギーに変えるのに必要なビタミン類、就寝中に失われた水分やミネラルも補給でき、さわやかな酸味を持つ有機酸や食物繊維が胃腸を刺激して、朝の排便を促す効果もあり、より美肌作りにも役立つと考えられます。
就寝前に糖質をたくさんとると夜型のリスクが高まることから、夜遅い時間帯に食べるなら、果汁は減らし、パイナップルの果肉のみ食べるのがおすすめです」
スウィーティオパイナップルとほうれん草のパワーサラダ
1日の摂取目安量のパイナップル由来グルコシルセラミドを、ほかの栄養素と一緒にバランスよく1回でとれる美肌レシピです。
「パイナップルに含まれるビタミン類、カリウムに加え、ほうれん草に含まれる豊富なβカロテンは体内に入るとビタミンAに変換されて、皮膚や粘膜を健康に保つ働きがあるとされ、美肌を目指す人は積極的にとりたい食材のひとつです。
とくに冬のほうれん草は夏のものに比べて栄養価が高く、ビタミンCの含有量は約3倍にもなると言われており、冬にパイナップルと一緒に食べることで、より美肌効果が期待できます。また、サラダチキン、ハム、グラノーラをトッピングすることで、たんぱく質、炭水化物、食物繊維をバランスよくとれるため、腸内環境や体内時計も整いやすくなります」(古谷先生)
【材料/ひとり分】
・サラダほうれん草 50g
・ロースハム 1枚
・サラダチキン(割いてあるもの) 90g
・マヨネーズ 大さじ2
・フルーツカップの100%果汁液 大さじ2
・フルーツカップスウィーティオパイナップル 10粒(約100g)
・フルーツグラノーラ 20g
・黒こしょう 少々
【作り方】
1.ほうれん草は食べやすい大きさに切り、ハムは1cm幅の短冊切りにする。
2.サラダチキンとマヨネーズ、果汁液を混ぜる。
3.皿にほうれん草と 2 をのせたら、パイナップル、ハム、グラノーラをトッピングし、黒こしょうをかけて完成。
スウィーティオパイナップルとカマンベールのひと口カナッペ
1日の摂取目安量のパイナップル由来グルコシルセラミドをとりきれないときに、間食や前菜として約半量を補充できるレシピです。
「たんぱく質、炭水化物、食物繊維をバランスよくとることで、たんぱく質の吸収がよくなり、腸内環境を整える効果も期待できます。カマンベールチーズの濃厚さとパイナップルのジューシーな甘さが口の中で交わり、少量でも満足感が高まります。カマンベールに含まれる抗酸化作用のあるパルミチン酸やビタミンB2には、アンチエイジング効果も期待できます。また、食物繊維と糖質が含まれるため、食事の前に間食アイテムとして召し上がることで、空腹時の食事で起きやすい急な血糖値上昇の予防にもつながります」(古谷先生)
【材料/ひとり分】
・カマンベールチーズ 1/2個
・ロースハム 1/2枚
・胚芽クラッカー 6枚
・フルーツカップスウィーティオパイナップル 6粒(約50g)
・黒こしょう 適量
・パセリ 適量
【作り方】
1.カマンベールチーズ1/2個を6等分に切る。
2.ハムは1cm幅の短冊切りにする。
3.クラッカーに 1 、 2 、パイナップルをのせる
4.器に 3 を盛りつけ、お好みで黒こしょうとパセリをふりかけて完成。
【監修者】古谷彰子先生 博士(理学) 栄養士
文/FYTTE編集部