小顔に見えるヘアスタイルは、美容院でカットやカラーをするときはもちろん、ふだんから心がけていることのひとつですよね。最近は、小顔に見せるべくヘアスタイルに関しても、中顔面短縮を意識してオーダーする人は少なくありません。そこで今回は、中顔面短縮になる髪型の作り方を美容師の日熊大志さんに教えていただきました。
Contents 目次
中顔面短縮になる前髪の作り方
中顔面短縮になるヘアスタイルは、前髪が肝!
前髪を下ろしたヘアスタイルの場合、まっすぐに前髪を下ろすのではなく、少しすき間を作って左右どちらに流しましょう。シンメトリー(左右対称)に前髪を下ろしてしまうと、中顔面の面積の形が四角く圧縮されてしまうので、中顔面を強調してしまうのです。
少しすき間を作って流してアシンメトリー(左右非対称)にすることで、中顔面の面積の形が不定形になるので、中顔面の印象が軽減されます。
中顔面短縮になる前髪の作り方+α
続いては、前髪を上げたヘアスタイルの場合。
ただ前髪を上げるのではなく、これもまた左右のどちらから流します。
シンメトリー(左右対称)に前髪を上げるだけだと、顔の面積が広くなるだけになるため、中顔面の補正ができない状態になってしまいます。左右どちらかから前髪を上げて流し、アシンメトリー(左右非対称)にすることで、顔の面積の形が不定形になるので、中顔面の補正ができるのです。
このとき、前髪を上げて下りてきた髪が、“片目の付近”まで降りていると、顔の面積の形をより一層不定形にできるため、前髪に長さがある人は、前髪を上げたスタイルがおすすめです。
中顔面短縮になるサイドの髪の作り方
続いては、サイドの髪の扱いについて。
ほお骨のあたりからサイドを膨らませることで、“頭頂~あご先の中間部分”に空間を作ります。こうすることで、中顔面の長さ(縦)を、幅(横)に流したひし形ラインを作ることができます。
キレイなひし形を作るためには、フェイスラインの髪とハチの部分の髪を外向きにカールさせるようにして、ブラシを通しながらブローをするとよいでしょう。
中顔面短縮になるサイドの髪の作り方+α
サイドの髪を、片側だけ耳にかけることで、アシンメトリー(左右非対称)の形を作ります。
これによって、顔の面積の形がシンメトリー(左右非対称)ではなくなることで、中顔面の長さをまぎらわすことができます。
ちなみに、前髪とサイドの髪の境目となる髪は、顔面の大きさ補正、つまり小顔効果はありますが、長さ(縦)の印象は変わりませんので、自然に下ろしましょう。
前回ご紹介した、中顔面短縮メイクと合わせて、ぜひやってみてください。
取材・文/高田空人衣