まるで夏日‼ なんて日も増えてくるようになると、お肌の代謝もぐんぐん高まり、ゴワつきが発生することも。でも、「巷で人気の角質ケアはちょっと待って!」と、美容研究家の岡江美希さん。今回は、透明感のあるツルスベ肌をつくるスキンケアのコツをお届けしましょう。
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ピーリングをするなら「手ぬぐい洗顔」がおすすめ!
今回お伝えしたいのは「洗顔」についてです。
今の季節は「角質」がたまりはじめる人が多いので、「なんだか最近肌がごわごわして」と感じるシーンも多いのではないでしょうか?
その原因は、気温と代謝が上がるので、古くなった不要な角質が表面にたまるからなんですよね。すると、「大ジワ」ができやすく。強い日差しでくっきり影ができてしまう大ジワは、鏡や写真で再確認すると、「わたし、老けた……!」と心もダメージ。もちろん見た目だけでなく、お手入れにも支障が発生。角質がたまっていると、せっかくのスキンケアが浸透しにくくなりますから。
そんなとき、手軽に角質ケアできるとうたわれる、ピーリング効果のある石けんなどを使っていませんか? でも、溶かして落とすというピーリング効果のある成分は角質がとれすぎる場合もあり、肌荒れがひどくなってしまうこともあるので、使い方がかなり難しいというのが私の考え。
研磨剤で角質をこすり落とす「スクラブ」も、もちろん同様です。私の場合は、洗顔ブラシを使ったら、肌が大あれしたなんて過去もあったわ……。
では、どうすればいいのでしょう。
私のおすすめは「手ぬぐい洗顔」!
素材はシルクじゃなくても、綿でOKよ。顔をぬらし、肌の上にたっぷりの泡をのせたら手ぬぐいで軽くこすって、洗い流すだけ。それだけでツルッとした手触りと、透明感が取り戻せるからぜひ試していただきたいわ。
洗顔後は、もちろんたっぷりの化粧水で保湿してあげることもお忘れなく。角質は、肌を守ってくれる大切な役割があります。これからの季節はゴワつきを生む邪魔者みたいに思えてしまうけど、落としすぎないよう、やさしくケアしてあげてくださいね。
肌あれといえば、トラブルをリセットするためにと、スキンケアを一切行わない「肌断食」なんて方法もあると聞きます。でも、私はあまり、肌断食をおすすめしていません。どんなに最低限のケアをといっても、やはり正しい洗顔に加え、化粧水だけはしっかりつけてあげてほしいところ。
化粧水を選ぶ目安は最低3,000円前後のものがいいでしょう。「極力シンプルにしたい」というなら「手づくり化粧水」もおすすめです。ちょっと貧乏くさいかもしれないけれど(笑)肌あれしにくくて、なかなかいいですよ。
次のページでは、美希流オリジナル化粧水のつくり方をご紹介しましょう。