ランニングをするとき、どのくらいスキンケアに気を遣っていますか?「紫外線対策ぐらいかな」「どうせ汗かくしファンデも面倒」なんて声が聞こえてきそうですね。ランニング中の私たちの肌には、さまざまな肌ストレスが、かかっています。ランニング中でも肌を守るためのポイントを紹介します。
Contents 目次
<1>日常的なケアが刺激から肌を守る!
ジムで走る人もいるかもしれませんが、多くの人が外でランニングをしていることと思います。乾燥した空気や外気に紫外線。これらによって、肌にうるおいを与えるための角層がダメージを受けてしまいます。その結果、細胞が傷つき、機能が低下、なんらかのお肌のお悩みが出てきてしまうというわけです。ランニング前やあとに、ていねいにストレッチするのと同様に、ぜひお肌のケアにもしっかりとり組みましょう。
まず、走る前は日常的なケアを怠ることなく、保湿を心がけて、このあとやってくる肌への刺激に対応できるようにベースの底上げをしておきましょう。とにかく、日々のケアが重要です。
<2>紫外線対策に日焼け止めとファンデーションをしっかり塗る
走るときには必ず日焼け止めを塗りましょう。日焼け止めの選び方は、SPFは30以上、PAは+++が3つ以上、汗に強いウォータープルーフタイプがベストです。ただし、肌は弱酸性。汗をかくと肌が中性に傾くので、とても敏感になります。
そのため、紫外線散乱剤を使用した、やさしいタイプのものを選ぶのがおすすめです。また、日焼け止めの数値とは、しっかり塗った状態でその数値が保証されるので、あまりケチらずに、商品に明記されている使用量を参考に、厚めに塗るのがよいでしょう。
また、顔だけでなく、首のうしろや耳のうしろ、首からデコルテ、手の甲なども塗り残しのないように気をつけて。
それから、ファンデーションについてですが、どうせ汗で落ちてしまうから、と塗らない派も多いのですが、それは間違い。日焼け止めは何層にもなっているほうがより効果を発揮するので、日焼け止めの上にファンデーションも塗ったほうが、より紫外線対策になることは確かです。
<3>走ったあとは、肌にも栄養を与えよう
最後に走ったあとのケアです。
走ったあとは、栄養をたっぷり補給しますよね? それと同じで、お肌にも栄養を与えて、きちんといたわってあげましょう。
一度紫外線を浴びると、肌のメラニン工場は1週間ほど活動し続けると言われています。そのため、ビタミンCのサプリメントを継続してとったり、ホワイトニングマスクも走った当日だけでなく、数日間は続けて、肌を休めることが重要です。また、みかんの皮などに含まれるビタミンPも有効です。ビタミンCやビタミンPは、食べものでというよりもサプリメントでとるほうが、効率的かもしれませんね。
ランニングは健康的な体作りやダイエットにとても有効です。ストレス解消にもなるし、ハマっている人も多いはず。楽しみながらランニングを続けていくためにも、お肌のお手入れにも、気を抜かないでくださいね。
監修/柳瀬久美子(ファンケル大学) 文/FYTTE編集部