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CATEGORY : ビューティ |スキンケア

医師に突撃取材! 40代の美容医療。シミ、シワ、たるみ…やるべき治療はどれ? 治療後はどうなる? 【後編】

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老化による肌の悩みが増え、悩み続けて数年…。スキンケアやエステサロンでのケアも限界かも。美容医療が気になるけれど、知識ゼロ、経験なし、ネガティブなイメージもある。だけど、最近は肌に負担なく、ダウンタイムもない治療法もあるとか。そこで、人気漫画家の腹肉ツヤ子さんとエイジングが気になる編集マチが、恵比寿こもれびクリニックの西嶌暁生(にしじま あきお)先生に「美容医療」の基本や疑問を突撃取材! 今回はその後編。
具体的にどんな治療ができるのか、美容医療を決める際の考え方などについて深掘りしていきます。

監修 : 西嶌 暁生 (医学博士)

「恵比寿こもれびクリニック」院長。医学博士、形成外科専門医。筑波大学附属病院形成外科で、創傷治癒、外傷、再建、美容外科及び美容皮膚科を専門とする臨床医として従事。
「恵比寿形成外科・美容クリニック」の副院長。2020年、株式会社ZAIを設立。著書に『だから夫は35歳で嫌われる~メンズスキンケアのススメ~』(光文社)などがある。
恵比寿こもれびクリニックhttps://komorebiclinic.net/

Contents 目次

「美容医療」のはじめの一歩。治療法や美容医療を決める際の選び方・考え方

エイジング世代(この記事では40代以降とする)が本気で「美容医療」をやるか、やらないかを考えたとき、具体的な治療法(施術の内容)や治療をする際に気をつけること、美容医療をやると決断した際の選び方、考え方。治療後はどうしたらいいのかなど、まだまだ聞きたいことがたくさん…。聞きたいことがあるってことは、美容医療に対して不安や心配に感じていることがあるからなんですよね、きっとー。

そこで、アンチエイジングが気になる私たち(漫画家ツヤ子、編集マチ)が、「美容医療」の基本的な疑問やアレコレを、恵比寿こもれびクリニックの西嶌暁生(にしじま あきお)先生に取材してきた内容を漫画でお届けしていきます。
ほかの世代や美容が気になる人、みなさんの参考になればうれしいです。

漫画1

年々悩まされる「シミ」は、もっとも多い悩みのひとつではないでしょうか。
ひと言で「シミ」と言っても、その種類はさまざまなのだそうです。
そこで、漫画の一部を深掘りして、一般的に多いシミ5種類とその特徴、治療法について西嶌先生に教えてもらいました。

(1)老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)
加齢や紫外線暴露により、メラニンの過剰産生やターンオーバーの遅延が原因となります。どの年代でも起こりえる「シミ」であり、10代後半で発症することもあります。このシミが盛り上がってくると、「脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)」と呼ばれるイボタイプになることがあります。医療レーザーで薄くすることが可能であり、予防には遮光が重要です。

(2)雀卵斑(そばかす)
両ほおから鼻背にかけて出現する数mmの点状のシミです。3歳ころから出現して、思春期に濃くなることが多いです。常染色体優性遺伝と言われており、親から遺伝することもあります。紫外線の暴露により濃くなることがあります。医療レーザーや光治療で薄くなりますが、再発することも多いため、複数回の治療が必要になる場合があります。

(3)肝斑(かんぱん)
ほお、こめかみ、おでこなどに左右対称性に認める褐色地図状のシミです。男性よりも中年の女性に多いシミです。トラネキサム酸の内服、ビタミンCの外用薬、摩擦レスのスキンケアなどにより改善を認めます。医療レーザーを使用することもありますが、悪化する場合もあるので、専門医とよく相談してください。

(4)ADM
ほおやまぶた、おでこなどに左右対称性に出現する灰青色または茶褐色のシミです。年齢を重ねるにつれて増加します。ADMはメラニンが皮ふの深い層に存在するため、高いパワーの医療レーザーを複数回、照射することが必要で、治療に難渋することがしばしばあります。

(5)炎症後色素沈着(えんしょうごしきそちんちゃく)
ニキビやカミソリ負け、アレルギー、湿疹などのあとにどの部分にも起こりえるもので、メラノサイトが活性化されて色素増加をきたしたものです。不適切なスキンケアでも起こり「くすみ」として認識されていることもあります。適切な生活習慣を送れば、3か月前後で色調が改善してくることが多いです。

「シミ」は種類により原因や治療が異なります。気になる人は専門医に相談してみるのがよいでしょう。

漫画2

漫画3

美容医療は年々進化していて、最先端医療を使えばどこまでも若返りできそうです。だけど永久ではないのも事実…エイジングとの向き合い方、考え方はどうしたらいいでしょうかー?

「健康な肌作りを意識して、本来の肌をとり戻すことが大事です。その人らしい美しさを活かして、年齢相応の美しさを目指しましょう。
悩みすぎてストレスに感じたり、メンタルが落ちてしまうようなら、ひとりで考えすぎずに美容医療のドクターやパーソナルナースに相談すると、選択肢が広がるかもしれません」(西嶌先生)

最後に西嶌先生は、信頼して相談できるドクターやナースのことを“パーソナルドクター”、“パーソナルナース”と語られていました。
年代やそのときどきで悩みや肌の不調は違うし、治療をするときも新しい治療法はどうなのか、など気軽に相談できる、美容面でもかかりつけ医がいることはメンタルの安定にもつながりますよね。早いうちにそういった医師やナースを見つけておくのも大切だな、と気づかされました!

■後編のまとめ■
・「シミ」は種類によって原因や治療法が違う
・自費診療と保険診療の両方を選べたほうが、治療法の選択肢が広がる
・担当医やクリニックとの相性を見極めて、本格的な治療を決める
・アンチエイジングとは…スキンケアの見直しや運動、食事の改善が大事!
・実年齢よりマイナス5歳の美しさを目指す
・パーソナルドクター、パーソナルナースを作る

以上、前編・後編とお届けしてきました。
「美容医療」が気になるけれど、一歩がふみ出せないと悩んでいる人、みなさんの参考になれば幸いです。

 

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