日よけだけではなく、ファッションとしても楽しめる帽子。夏場は毎日かぶっているという人も少なくないですよね。毎日帽子をかぶっていると、頭皮や顔から出る汗や皮脂によってニオイや汚れが気になるもの。ほかにも、メイク汚れが帽子にうつってシミができていたり、汚れた部分に肌がふれて肌荒れしてしまうこともあります。いずれにしろ、帽子に汚れがついた状態をなんとかしたいという人へ、今回は帽子に汗、皮脂汚れをつきにくくする方法と、ついた汚れを効果的に落とす方法をスタイリストの筆者がご紹介したいと思います。
Contents 目次
帽子の汗・皮脂・メイク汚れ予防ができる方法 ステップ<1>
これから紹介するテクニックは、帽子の型を問わず、素材上洗えない帽子にも使える内容です。今回はキャップを使ってご紹介します。
帽子に汚れが付いてしまわないように、あらかじめ予防線をはっておくに越したことはありません。そこで、使うものとは”テーピング”です。
テーピングは、非伸縮タイプと伸縮タイプがありますが、用意するテーピングは”伸縮タイプ”。幅があり過ぎると貼りにくく、幅がなさ過ぎても汚れ予防ができないため、25mm以上の幅を選ぶのがベスト! 私は50mm幅を帽子に合わせて切って調節して使っています。
帽子の汗・皮脂・メイク汚れ予防ができる方法 ステップ<2>
額やこめかみなど、帽子が直接肌に当たる部分にテーピングを当てて、長さの目安を測ります。このときはまだ、はくり紙ははがさないでください。
目安を測ったら、その長さ分のテーピングをカットします。
帽子に合わせてテーピングの幅を調節してカットします。
貼る部分は曲線を描くため、曲線に合わせてフィット性を高めるために、ハサミで数か所切れ込みを入れます。
テーピングのはくり紙をはがし、帽子に貼ります。これで完成です。
帽子を被ったときに表からはまったく見えません。テーピングなので、汚れたら簡単にはがすことができるので、衛生面でもすぐれています。
汚れた帽子はどうするの? 帽子の洗濯方法
すでに汚れてしまった帽子におすすめの洗剤は、「ライオン トップ ナノックス エリそで用」。
この洗剤、スポンジヘッドになっているので、汚れている部分に直接洗剤をピンポイントで塗ることができるんです。もともと、エリそで汚れに強いため、皮脂汚れやメイク汚れはお手のもの。無けい光なので、色柄ものの帽子も安心して使えるんです。とろみのある洗剤だから、洗剤が流れたりせず、汚れ部分にしっかり集中してくれるのもポイント。これを塗って、お手持ちの中性洗剤を溶かした水に5分程度帽子を浸け置き洗いをしてすすぎ、洗濯ネットに入れて1分程度の軽い脱水をします。脱水後、洗濯ネットから出した帽子を平置きネットに乗せて陰干ししたら、汚れだけでなくニオイもすっきりさっぱり!
これで夏の帽子汚れも怖くなくなりますよ。ぜひ活用してくださいね。