夏の肌悩みといえば…日焼けやエアコンによる乾燥、毛穴の開き、汗によるベタつきやテカリ、日焼け後のくすみやシミなどではないでしょうか。今回は、エステティシャンの筆者がシートマスクに関してよく聞かれる質問と夏におすすめのシートマスクをご紹介します。
Contents 目次
シートマスクに関するよくある質問
Q.シートマスクは毎日使ってもよいの?
A. 毎日のケアとして使ってもよい
シートマスクは化粧水よりも美容成分がたっぷり入っていて、ジャンルで言えば美容液のようなものです。
シートマスクを毎日のケアとして活用することで、肌のうるおいが高まりコンディションが整います。毛穴の引き締めや日焼け後のくすみケアなどの対策もできます。ただし、肌の調子が悪く、かゆみや赤み、ひりつきがある場合は保湿成分が中心のシートマスクを選ぶか、肌の状態を見て使用は控えたほうがいいかもしれません。
Q.シートマスクのタイミングはいつ?
A.洗顔後、化粧水で肌を整えたあとに使用する
メイクや皮脂、ほこりなどの汚れを落とし、化粧水で肌を整えたあとに使用します。
一般的なシートマスクは、水分ベースのものに美容成分(保湿成分、美白成分、整肌成分など)が配合されているものが多く、基本的には化粧水のあとの使用ですが、商品によってはピーリングやリンゴ酸などの角質ケア成分が配合されているものもあります。
洗顔後すぐに使用するものや、クリームタイプのものだといちばん最後に使用する場合もあります。使用方法は各パッケージにも記載されているので確認しましょう。
Q.シートマスクって何分置くの? 長時間置いてもよいの?
A.5〜15分が目安
一般的には肌につけて5〜15分ほどです。シートマスクの厚さや美容液の量などによって若干の差はあります。各パッケージに記載されているので確認しましょう。
美容液が残っていたり、まだぬれているからと30分ほど置く人がいますが、肌に浸透した水分が再びシートマスクに戻り、肌が乾燥しやすくなるため規定の時間を守り使用するのがおすすめです。美容液があまっている場合は首や腕などに活用してもOK。
Q.シートマスクを選ぶポイントは?
A.敏感肌や乾燥肌は保湿成分を。混合肌は保湿成分と美白成分がおすすめ
敏感肌はバリア機能が弱くうるおいが不足しがちなため、保湿成分(アミノ酸、セラミド、EGF、ヒアルロン酸、コラーゲン)が中心となっているものがおすすめです。
乾燥肌はうるおいを維持しづらいため、保湿成分(アミノ酸、セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン)が中心のもの、プラスαで悩みに応じてエイジング成分や美白成分が配合されたものがおすすめです。
混合肌はうるおいが少ない部分とザラつきや皮脂、テカリが目立つ部分があるため、保湿成分(アミノ酸、セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン)と美白成分(ビタミンC誘導体、ピュアビタミン、アルブチン、トラネキサム酸)が配合されたものがおすすめです。
シートマスクのワンポイントアドバイス
1.シートマスクをつけるときは、空気を抜くようにして肌にぴったり密着させましょう。
2.日焼け直後〜3日間は事前に冷蔵庫で冷やして、冷たいシートマスクで肌のほてりを鎮静するのがおすすめです。
3.日焼け直後の使用、汗やエアコンによる乾燥、乾燥による毛穴の開きが気になる場合は保湿成分配合のシートマスクがおすすめです。
4.日焼けから1週間ほど経ったあと、ベタつきやテカリが気になるとき、くすみやシミを予防したい場合は美白成分配合のシートマスクがおすすめです。
夏におすすめシートマスク4つ
日常生活でいつの間にか日焼けしていた、レジャーなどでしっかり日焼けした、汗やエアコンによる乾燥、乾燥によって毛穴の開きが目立つと感じる場合におすすめのシートマスクは「トリデン ダイブ イン フェイスマスク」と「レシピオ モイストシートマスク」です。
「トリデン ダイブ イン フェイスマスク」は保湿成分の加水分解ヒアルロン酸、整肌成分が配合されています。
シート素材は薄めでなめらか、ヒアルロン酸特有のとろんとした美容液がたっぷり含まれています。マスク後は肌がうるおい夏の乾燥や日焼け後のリカバリーにもおすすめです。
「レシピオ モイストシートマスク」は保湿成分のアミノ酸、セラミド、ヒアルロン酸が配合されています。
シート素材は薄手でやわらかな質感です。濃厚な化粧水のような感じでなじませた瞬間はさらっと、肌になじむとしっとりもちっとした仕上がりです。
日ごろの保湿ケアとしても使え、うるおいを維持しづらい敏感肌や乾燥肌の人にもおすすめです。
皮脂によるベタつきやテカリ、ニキビ、日焼け後の赤みの鎮静、くすみやシミ予防には「メディヒール THE VITA AP MASK JEX」と「クオリティファースト ダーマレーザー TEATREE100」がおすすめです。
「メディヒール THE VITA AP MASK JEX」はビタミンC誘導体やビタミンE誘導体、ビタミンB、ビタミンPなど10種類のビタミン成分、保湿成分のヒアルロン酸、セラミドが配合されています。
シート素材は極薄で、みずみずしいテクスチャーの美容液です。ビタミン系の美容液なので、日焼けした肌に赤みやひりつきがある場合は、日焼けが落ち着いた1週間後くらいから使うのがおすすめ。くすみやシミケア、毛穴の引き締め、ベタつきやテカリ対策としてもおすすめです。
「クオリティファースト ダーマレーザー TEATREE100」は肌荒れを防ぐティーツリー葉エキス、グリチルリチン酸2Kが配合されています。
シート素材は薄手でやわらかめで、さらっとしたテクスチャーの美容液がたっぷり配合されています。
ティーツリーは肌荒れやニキビなどを落ち着かせたり、日焼け後の赤みを鎮静させたいとき、皮脂によるベタつきやテカリを防ぎたいときにおすすめです。
いかがだったでしょうか。シートマスクは肌のコンディションを整えるツールとしてとても万能アイテムです。夏の肌悩みに合わせてぜひ参考にしてみてください。