猛暑下の屋内において、冷房による体の冷え対策やお肌の乾燥対策は、定番中の定番ですが、意外と油断しがちなのが髪! 屋外で紫外線などから髪を守ることはしても、冷房からまでは気がつきにくいものですよね。そこで今回は、冷房から髪を守るべく、おすすめのヘアケア対策を美容誌の日熊大志さんに教えていただきました。
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冷房下の髪に相性のいいスタイリング剤
冷房下に相性のいいスタイリング剤とは、オーガニック系のヘアオイル。
オーガニック系のヘアオイルは、シリコン系ヘアオイルと比較すると使用感自体が重く、仕上がりもかなりしっとりとするのが特徴です。ふだんなら、使い勝手が悪く感じられがちなスタイリング剤ですが、その重さ、しっとり感が、意外にも冷房の効いた屋内では大活躍するんです。
冷房の効いた室内で人体は乾燥します。この環境下で、オーガニック系のヘアオイルは、シリコン系ヘアオイルよりも内側に染み込んでくれるため、毛髪の乾燥をしっかり防ぐことができるのです。適量を塗布して、ブラシを使ってなじませてください。
おすすめは、2024年7月に発売されたTrackオイルの新作「マグノリア」。
オリーブオイルをベースに作ったオーガニック系ヘアオイルになっていて、いちばん人気の「No.3」よりも、しっとりするのが特徴です。エアコンの効いた室内使用に非常に適したヘアオイルです。
このスタイリング剤も、冷房下使いに最適!
ここ数年スタイリング剤の主導権を握ってしまったヘアオイルに押され気味なのが、ヘアクリーム。ヘアクリームは、じつは冷房が効いた室内利用に向いているスタイリング剤です。
おすすめは「サンコール」のキートス0。シアバターを配合した、香りも質感もよいヘアクリームです。ただし、いくらよいと言っても、つけ過ぎはNG。5円玉程度を目安にとって、少しずつ塗布するのがポイントです。
ヘアアイロンを通す
髪にヘアアイロンを通すことで、キューティクル(髪の表面)が整います。これにより、冷房による乾燥を防ぎやすくなるのです。おすすめのタイミングは、ヘアオイルをつけたあと。
熱でヘアオイルの成分をしっかりと定着させることができるため、一石二鳥! ちなみに、ヘアアイロンはストレート、カールどちらでも大丈夫です。温度の目安は、毛髪を労わりながらキレイに整えることができる140度です。
ぜひ、今すぐ習慣にしてみてくださいね。
取材・文/高田空人衣