モデルや芸能人を見て、「小顔になりたい」と思ったことは、一度や二度ではないはず。実は、デカい顔の原因には誰しも陥りがちな生活習慣があるんです。
要注意したいのはどんな人なのか、歯学博士の倉治ななえ先生にお伺いしました。
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知らず知らずのデカ顔原因、あなたも“歯の冷え症”かも!?
「顔をつくっている”表情筋”の多くは、”噛む”という動作に関係しています。食事をよく噛んで食べる人ほど表情筋は引き締まっていますし、あまり噛まない人は表情筋が緩み、顔全体もたるんだ印象を与えがちです。
また、スマホやパソコンを長時間操作する際、下向きの姿勢をとりつづけることはおすすめできません。下を向いていると頸椎が曲がり、表情筋や表情筋のまわりの皮膚がたるんでしまいます。
小顔効果のある姿勢は、背骨と首の骨がまっすぐ伸びており、視線もまっすぐ前方を見ている状態です」(倉治先生)
なるほど、普段の姿勢が大事なのですね。そのほかにも顔がデカくなってしまう原因はあるのでしょうか。
「噛まないだけでなく、歩かない、無表情、といったことで引き起こされる、口腔周囲の血流不足、いわゆる“歯の冷え症”も、歯やあごなどの不調を招きその結果、口まわりの筋肉をゆるませ、あごまわりなどがたるんでいく原因となる可能性があります」
普段、歯や頬、歯茎などの血行を意識することはあまりありませんが、じつは意外に血流不足に陥っている人が多いのだとか。以下にチェック項目をまとめてみました。
【歯の冷え症度チェック】
- 寝るときにくつ下をはかないと眠れない
- 1日中、誰とも話さないときがある
- 大声を出して笑うことがあまりない
- 手足が冷える
- 普段はあまり歩かない
- 乗りもので、よくうたたねをする
- スマホなどを長時間使う
- 下向きの姿勢でいることが多い
- 姿勢が悪い
- ソファで寝てしまうことがある
- 歯ぐきの色が悪い
チェック項目が半分以上あてはまった人は要注意! 知らず知らずのうちに、“歯の冷え症”になっているかもしれません。
食事はよく噛んで食べる、スマホやパソコンを見るときには姿勢を意識する、といったことを心がければ、自然に顔が引き締まってくるということ。口角をあげて、大きく笑うことも意識していきたいですね。
文/本間美加子