早々に梅雨が明けて、いつもより長い夏が訪れました。プールにフェス、BBQなど、楽しいイベントに合わせてファッションやヘアアレンジも楽しみたいところですが、夏は高い湿度や汗による髪や頭皮のトラブルが起こりやすい季節! しかも、普段何気なくしている“ちょっとした行動”が、実はそのトラブルの原因になり得るという衝撃の事実が明らかに! あなたの頭皮は大丈夫!?
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夏の頭皮はトラブルの温床!?アラサー男女の7割が夏の「頭皮異常」を目撃
皮膚科学や毛髪科学から生まれた製品を販売する予防医学のアンファーが、25~34歳の男女500名を対象に「夏の頭皮」に関する意識・実態調査を実施しました。すると、なんと68%もの人が「夏に女性の“頭皮異常”を目撃したことがある」と回答。ここでいう“頭皮異常”とは、「女性がかゆそうに頭皮をかいている姿を目撃した」、「女性の頭皮がベタついていた」、「女性の頭皮が臭うと感じた」など。実際のシーンとしては、「電車に乗ったとき、向かいに座っていた女性が帽子をとって、しきりに頭皮をかいていた(28歳・女性)」、「ライブ会場で、目の前にいる人の頭皮のニオイが気になることがある(32歳・女性)」などの声があがっています。リアルな声にドキッとする人も少なくないのではないでしょうか。
夏の頭皮トラブルTOP3は「かゆみ」「ニオイ」「ベタつき」
なかでも多くの目撃証言があがる“頭皮異常”。実際に25〜34歳の女性250人の72%が、夏に頭皮のトラブルを実感しているという調査結果も出ています。さらに、「夏は他の季節と比べて、頭皮の状態が日によって異なる“気まぐれ頭皮”になりやすいと感じますか?」という質問では、実に88%の女性が「そう感じる」と回答しました。具体的なトラブルとしては、「かゆみ」(75%)、「ニオイ」(70%)、「ベタつき」(70%)がトップ3を占め、夏の間、多くの女性たちがこれらの頭皮トラブルに悩まされているのは紛れもない事実であることがわかります。
夏にやりがちなその行動が、“気まぐれ頭皮”の原因に!
アンファーによると、「かゆみ」、「ニオイ」、「ベタつき」など不快要素満載の“気まぐれ頭皮”は、夏に何気なく取ってしまう行動や正しくないケアが原因のケースも少なくないといいます。具体的にどんな行動がどんなトラブルを引き起こすのかチェックしてみましょう。
アップヘアやハットに要注意!ムレによる雑菌繁殖は、頭皮の「かゆみ」の原因に!
夏になると、髪をアップにしたり、帽子を使ったコーデネートを楽しんだりしたくなりますが、これらは頭皮にとっては危険サイン。髪をまとめっぱなし、帽子をかぶりっぱなしなどの状況では、頭皮はムレやすくなってしまいます。ムレによる雑菌繁殖は、頭皮のかゆみを招く原因のひとつ。今回の調査でも「髪をアップにしている時や帽子(キャップ・ハットなど)をかぶっている時に頭がかゆくなった経験がある」人は7割近く(69%)にのぼっているのです。
屋外イベントに要注意!皮脂の酸化が頭皮の「ニオイ」の原因に!
海や音楽フェスなど、夏は屋外で過ごす機会も多くあります。直射日光を浴びることにより、頭皮では皮脂分泌が促されます。さらに、その皮脂が酸化すると、頭皮がにおう原因に!今回の調査でも、「屋外イベントに参加した後に頭皮のニオイが気になった経験がある」人は約7割もいることがわかっています。
朝・晩2回のシャンプーに要注意!過剰洗浄による皮脂の過剰分泌は頭皮の「ベタつき」の原因に!
汗をかきやすい夏は、朝も夜もシャンプーをしたいという人も多いでしょう。でも、これも頭皮にとってはリスクになり得ます。頭皮を洗いすぎてしまったり、洗浄力が強すぎるシャンプーを使ったりすると、頭皮の乾燥を招き、かえって皮脂が過剰に分泌されやすくなってしまうのです。こうした皮脂の過剰分泌は、頭皮の「ベタつき」の原因に。今回の調査でも「シャンプーの直後はすっきりしていたのに、ドライヤーの後にはベタつきを感じた経験がある」と3人に1人(30%)が回答しています。
まずはケアアイテムを見直して!正しく丁寧な頭皮ケアで夏を楽しもう
夏という過酷な環境にプラスして、私たちが何気なく取っている行動が頭皮トラブルを引き起こしていることがわかったと思います。かといって、頭皮のムレを恐れておしゃれをあきらめたり、皮脂の酸化を恐れて外出を避けたりしていては夏を楽しめません。大切なのは、正しいケアで頭皮を清潔に保ち、頭皮のコンディションを整えること。頭皮にやさしい成分でつくられたヘアケア・スカルプケアアイテムを使用して、日々のケアを丁寧に行い、まずは過剰洗浄による皮脂の過剰分泌を防ぎましょう。しっかりとベースを整えながら、長い時間頭皮がムレる状態にしないこと、直射日光を浴びすぎないことなどにも気をつけていけば、快適な頭皮で夏のおしゃれもイベントも、より一層楽しめるはずです。
文/藤森もも子