髪型が素敵な人は、メイクもファッションも洗練されて見えるもの。当然年齢より老けて見えるかどうかは、髪型しだいといっても過言ではありません。
だからといって、世の素敵な女性が誰しも器用なわけではなく、凝ったアレンジをしているわけではありません。
特別凝ったことをしていなくても“凝っているように見える”ように整えているだけの場合が、意外に多いのです。
そこで、簡単すぎてびっくりの“プロっぽく見える技”を、ヘアメイクアーティストchihoさんに、髪の長さ別で教えていただきました。
Contents 目次
ショート~ボブの簡単プロ技スタイル
ショート~ボブくらいの長さの女性は、大き目のマジックカーラーを使ったヘアスタイルがおすすめです。
若々しく見せられるかは“頭頂部のボリューム”が重要に。
そこで、頭頂部のふんわりさせたい部分に、大き目のマジックカーラー2つを巻きます。
巻く髪の量は、多すぎても少なすぎてもダメ。マジックカーラーの横幅の大きさに合う適量を巻き取ります。
巻いた箇所にドライヤーの温風を約10秒当ててしばらく放置。朝はその間にメイクをしたり仕度をしましょう。
メイクが完了した頃にマジックカーラーをとって、手ぐしでほぐして整え、キープ力のあるスプレーをかけたら完成です(chihoさん)
ミディアム~ロングの簡単プロ技スタイル
ミディアム~ロングヘアの長さの場合は、ドライヤー使いを工夫するだけで、サロン帰りの仕上がりが自分で簡単につくれます。
洗髪後、もしくは髪をしっかり濡らしたら、ドライヤーの温風で9割ほど乾かします。ここで乾かしすぎないことがポイントです。
その後、印象を決める前髪と分け目を鏡を見ながらていねいに整えます。ドライヤーをかけているときも、鏡を見て。何かをしながらドライヤーをかけるのはやめましょう。
最後に頭頂部から毛先に向かって、ドライヤーの冷風をしっかり7分かけたら完成です。
髪のツヤが増して、時間がたっても髪が広がったりすることがなくなります。
ダウンスタイルの女性にぴったりです(chihoさん)
髪が結べる長さの簡単プロ技スタイル
ある程度結べる髪の長さがあれば、ぜひやってみてもらいたいのがこのアレンジ。
一見ポニーテールなのですが、このやり方をすると、頭の形がとてもキレイに見えて、もうそれだけで“普通には見えない”アップスタイルがつくれるんです。
耳の上の延長上の位置でひとつに髪をしばったら、ざっくりと上下を2つに分けます。このとき、アゴをしっかりあげて、強めにしばっておくのがポイント。
また、耳の上の延長上といっても、意外に思っているよりも下のほうに結びがちなので、気持ち上めを意識してください。
そして、下の毛だけをさらに左右に分けて、引いてしめます。このとき上の髪を放置するとやりにくいので、クリップなどで軽くとめておくとやりやすくておすすめです。
下の髪だけすっきりしまい、クリップでとめておいた髪をおろすと、頭頂部がふんわりした、頭の形がとてもキレイに見えるポニーテールの完成!
飾り付きのゴムなど、ヘアアクセサリーを使ってゴムを隠すと、完成度がより上がります(chihoさん)
マジックカーラー、ドライヤー、ヘアゴムといった、誰でももっているものだけでできるから、あとは教えてもらったやり方を実践するだけ。
ぜひやってみてくださいね。
取材・文/高田空人衣 イラスト/中村奈々子