「筋膜リリースは痛くてできない」という声を受けて、考案されたのが、痛みもなく手軽にできる『軟部組織リリース』(通称『皮膚ねじりダイエット』です。皮膚のゆがみを取り、癒着をはがすことで老廃物を排出しやすい体に!ほんの数分ででき、約2週間でダイエット効果が現れるので、夏のダイエットの総仕上げにもおすすめです。元ミスワールドジャパン2014、ビューティアドバイザーの新居 理恵さんの新著『皮膚ねじりダイエット』からご紹介していきます。
Contents 目次
皮膚がゆがむ?
シャツを着ていて、自然と左右や前後がずれることってありませんか?
じつは少なからず人間の皮膚でも、同じことが起きています。
「いつも、同じほうの手でカバンを持ったり、脚を組んで座ったり、ずっと下を見ながらスマホをチェックしたり…。こんな習慣を続けていると、皮膚は正しい位置からどんどん離れていき、一箇所にかたよっていきます。
これが皮膚のゆがみとなり、皮膚のすぐ下にある浅層筋膜が癒着し、血流やリンパの流れが悪くなります。その結果、代謝が上がらず、運動してもマッサージをしても、やせにくい体になってしまうのです」(新居 理恵さん)
新居さん自身エステティシャンであり、医師監修のもと、プロ野球チームの顧
問トレーナー松岡一儀氏、人気エステティシャン小田実世子氏とともに開発したのが『軟部組織リリース』、通称『皮膚ねじりダイエット』です。
もっとも効果が現れやすいパーツの「くびれウエストメニュー」をご紹介します。覚えれば3分で完了するので、ぜひ毎晩続けてみましょう。
くびれウエストメニュー
1 ウォーミングアップとして、おへその周りを時計回りに10周流します。
肩の力を抜いてリラックスした姿勢で立ちます。 座ったままでも OK。
2 体の前側の皮膚を前後にねじる
バストの下に手を添えて、皮膚を前後にねじります。やさしくキュッキュッとテンポよく。 この動きをアンダーバストから骨盤まで、少しずつずらしながら行ないます。
3 老廃物を流す
骨盤の後ろからそけい部(太ももの付け根)に向かって、やさしくさすりましょう。
そけい部まで老廃物を流します。(5回)
4 お腹の皮膚を横とたてにねじる
おへその上と下に手のひらを密着させて、左右 にねじります。 皮膚の表面をやさしくなでるイメージで。(10回)
おへその右と左に手のひらを密着させて、上下に皮膚をねじります。(10回)
5 ろっ骨の内側を押す
息を吸いながら、アンタダーバストの真下にある、ろっ骨の内側に指を添えます。
息を吐きながら、皮膚を巻き込むように押します。 この動きを下のろっ骨にそって、少しずつずらしながら3 回行ないましょう。
6 下腹部をほぐす
左の下腹部を両手の指先で、すくうように持ち上げて押します。
半円を描くように右の下腹部まで行ないましょう。
7 ウエストをしぼる
片方の手のひらをL 字にし、囲むようにしてアンダーバストの下に添えます。 もう片方の手はその下に添えます。
息を吸いながら、上半身を一度、後ろにねじります。
L字にした手の側に息を吐きながら、お腹の中心に両手をスライドします。この動きを5回行ないましょう。
8 老廃物を流す
骨盤の後ろからそけい部(太もものつけ根)に向かって、やさしくさすりましょう。
そけい部まで老廃物を流します。
ウエストが細くなるほか、便秘の改善や脳の活性化にもつながるメニューです。簡単な動作ですが、上半身がポカポカしてうっすら汗をかいてきます。
個人的にはほんの数日でむくみが取れ、特にサイドやバストの下のラインがすっきり、目に見えて変化がありました。
ハードな運動なしのボディメイク、あなたもぜひトライしてみませんか?
文/庄司真紀
参考書籍
新居 理恵『皮膚ねじりダイエット』 (サンクチュアリ出版)