年齢とともに、日焼けをすることでシミと同じように気になってくるのが肌の老化。とくに最近は、紫外線が原因で起きる“光老化”が注目されています。
では、光老化への対策に何をすべきなのでしょう?
ヘアメイクアーティストchihoさんによると、「光老化を止めることはできなくても、遅らせることは可能です。紫外線を浴びた! と思ったその日のうちにケアすることが重要」とのこと。
光老化を遅らせるため、日焼け後の適切なアフターケア法を教えていただきました。
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光老化を遅らせるための「フェイスケア」
日焼け直後の肌は、極度の水分不足の状態です。
湿気が多くて肌がしっとりしていると、一見そうは感じられないかもしれませんが、肌内部は思った以上にカラカラなんです。
化粧水をたっぷり使って、そのあとに乳液やクリームをつけることを忘れないようにしてください。
乳液やクリームのような油分で覆うことで、化粧水の蒸発を防ぐことができます。
また、日焼け後は、普段なんともない人でも肌が敏感になりがち。手やコットンをちょっと肌にすべらせるだけでも、肌にとっては大きな刺激に感じることも。
そんなときには、敏感肌用のマスクを上手に利用してみてください。
例えば、『ミノン アミノモイスト うるうる美白ミルクマスク』。
これは、日焼け後のほてりを抑えながら、同時に肌あれをケアしてくれる、乳液とシートマスクがひとつになった新感覚美白マスク。
冷蔵庫で冷やした状態で使うのがおすすめです。マスクの上から、とくにほてった箇所に保冷剤を当てて冷やすのも効果的ですよ(chihoさん)
光老化を遅らせるための「リップケア」
唇だって、肌と同じ。日焼けをすると荒れて皮がむけてしまったり、茶色っぽくくすんでしまうのですが、意外と日焼けが原因であることに気づいていない場合もあります。
そこで、上記のように顔の保湿マスクをすると同時に、リップパックを習慣づけてみてください。特別な専用品を買う必要はありません。
手持ちのリップクリームを多めに塗って、上からラップをかぶせて5分待つだけで十分。これだけで、ずいぶん唇が若返ります(chihoさん)
光老化を遅らせるための「ボディケア」
日焼け後に感じるヒリヒリ感を、とにかく放置しないことが大切です。
私は『メンターム サンベアーズ アローバジェル』を愛用しているのですが、これは日焼け後のヒリヒリを落ち着かせてくれながら、日焼けによる乾燥対策もしてくれるんです。
ジェル状だから、冷蔵庫で冷やしておいてから塗ると、より冷却効果がアップして、使い心地抜群なんですよ(chihoさん)
紫外線を浴びると、だるさが抜けず、ケアをしたくても「ま、いっか」となりがちですが、あとになって泣かないためには“その日のうちに”が何より重要!
決して大げさなことでなく、ちょっとした心がけでできるアフターケア法。今日から実践してみてくださいね。
取材・文/高田空人衣