昔と比べて太りやすくなった、ダイエットをしているのにやせにくくなったと、年齢を重ねていくうちに体型への悩みを抱えはじめる人は多いもの。それ、もしかしたら、エネルギー代謝が低下しているせいかも。じゃあ一生懸命運動しないと…。いえいえ、ゴロンの寝転んでできる超お手軽な代謝アップ法があるんです! ダイエット王子の小山圭介先生に教えていただきます。
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体内のエネルギー消費量が多いのは筋肉?心臓?
ダイエット中のみなさんは、エネルギーの消費量を日々意識して生活しているのではないでしょうか。運動をしてエネルギーを消費するのとは別に、基礎代謝を上げることが理想の体型への近道になるということは、ダイエットの常識。ですが、体の部位ごとに基礎代謝のエネルギー消費量は違うって知っていましたか? ダイエットトレーナーの小山圭介先生に教えていただきました。
「体の中で、最も基礎代謝のエネルギー消費量が多いところはどこだと思いますか? 多くの人は筋肉をイメージするのではないでしょうか。ですが、答えは肝臓です。基礎代謝のエネルギー消費量の比率は、肝臓27%、脳19%、筋肉(骨格筋)18%、腎臓10%、心臓7%、その他19%といわれています。肝臓をはじめ、体のさまざまな臓器がエネルギーを使っているのです。
だから、運動をがんばったり食事の栄養バランスに気をつけたりしても、内臓が疲れていてきちんと働いてくれなければ、ダイエット効果が出にくくなります」(ダイエットトレーナー 小山圭介先生)
テレビを見ながらできる! 内臓マッサージのやり方
食べすぎやお酒を飲み過ぎた翌日に、胃や肝臓を気にかける人は多くても、日頃から内臓の疲れを意識してケアをしている人はそう多くないはず。お疲れ気味の内臓を元気にするにはどうしたらよいのでしょう。
「内臓は筋肉(不随意筋)の働きで動きますが、こりかたまると動きが鈍くなり機能が低下してしまいます。お腹をさわってみてください。かたく感じるところはありませんか? かたいと感じたら、あなたの内臓は疲れているのかもしれません」(ダイエットトレーナー小山圭介先生)
<1>フェイスタオルの長い辺を8等分に折り、端からくるくると巻いて丸める。丸めたタオルをお腹に当ててうつ伏せになり、そのまま4~5分キープする。
<2>おへそ、おへその上、下、左、右に少しずつポジションを変え、まんべんなく内臓を刺激して。タオルを当てておへそを中心にゴロゴロと動くのもいいでしょう。
「内臓マッサージを行うおすすめのタイミングは、起床後や就寝前。起床後に行えば内臓の働きが1日元気になり、就寝前に行えば、その日の内臓の疲れをほぐす効果が期待できます」(ダイエットトレーナー小山圭介先生)
ダイエット効果アップのためにも、お疲れ気味の内臓の元気を取り戻す内臓マッサージを始めてみてはいかがでしょう。テレビを見ながらでもできるので、気が付いた時に行う習慣をつけてみて!
撮影/山上忠 モデル/土屋ひかる ヘア&メイク/斎藤節子 文/FYTTE編集部
衣装協力/ニューバランス