ある日突然、鏡越しに自分を見て「何かがちがう」と違和感を感じたことはありませんか?
普段無関心でも、ぴったりしたニットやショルダーバッグをななめ掛けにしたとき、突如自覚してしまうのが“バストトップの位置”。
今まで何気なく着ていた服でも、バストトップの位置が下がってシルエットが微妙に変わることで「何かがちがう」と感じやすいのです。
ブラジャーをつけてバストトップが下がっていると感じるのなら、ヌード状態だとなおさら下がっている可能性大!
気がついたときにはすでに遅し…ではなく、「気がついたときから対策することが大切」とおっしゃるのは、ボディコンサルタント中島絹代さん。
早速、バストのトップが下がってしまう原因と対策について、中島さんに教えていただきました。
Contents 目次
バストのトップが下がってしまう原因<その1>
主にバストのトップが下がってしまう原因として、“姿勢の悪さ”があげられます。
とくに猫背の人、肩こりや腰痛がひどい人は要注意です。デスクワークでのパソコン作業やスマホの使用で肩が内側に入ることで肩甲骨が外側に開いてしまっている状態が続いている女性は「バストが下がってきた」と自覚しやすくもあります。
対策は、整体などで筋肉をゆるめてもらったり、姿勢を悪くする状態を日々の生活で長時間続けないように改善し続けることになります(中島さん)
バストのトップが下がってしまう原因<その2>
急激な体重減少、これもまたバストのトップが下がってしまう原因です。
急に体重減少が起きてしまうと脂肪が減ってしまい、皮膚の下の脂肪組織がスカスカな状態をつくってしまいます。
そうすると、約90%が脂肪でできているバストは、その影響をまともに受けやすく、バストがやわらかくなることで下垂しやすくなるのです。
日頃ダイエットにとり組んでいる女性は、体重が減少することはうれしいことかもしれませんが、バストのためには食事制限だけでやせるといった、極端なダイエットは避けることが大切です(中島さん)
バストのトップが下がってしまう原因<その3>
バストのトップが下がってしまう下着を使用することも、大きな原因となります。
どんな下着かというと、いわゆる楽ちんブラといわれる、ワイヤーが入っていないものや、キャミソールにパットだけがついている、ブラトップなどがあげられます。
バストは重力に逆らうことができないため、支える力のないラクちんブラを長年常用使いしてしまうと、バストをどんどん下垂させてしまいます。
バストはもちろん、バストのトップをどんどん下げたくないのなら、しっかりとバストを支える機能のある、ワイヤー入りのブラジャーを日頃から使うようにしましょう(中島さん)
いかがでしたでしょうか?
美乳はじっくり育てるものだと心得て、まずは悪い習慣を排除することから努めてみてくださいね。
取材・文/高田空人衣