ふだんなかなか見る機会のない自分の後ろ姿。ふと鏡の前で振り返って見たとき、女性らしいヒップラインが見当たらず、代わりにやけに存在感のある後ろももを発見。魅惑的なヒップラインを手に入れるには、めん棒をつかった後ろ太もものマッサージが効果的なのです。「めん棒ダイエット®」考案者 鈴木きよみさんに教えていただきました。
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骨盤のゆがみや腰痛も原因のひとつ
「お尻? それとも太もも? お尻と太ももの境目がなくなっていたら、後ろもものマッサージが効果的。後ろももをめん棒で引き上げれば、美しいヒップラインがあらわれます。また鏡で見たときに、後ろももがボコボコしていたら、それはセルライト。後ろももは、前ももに比べて冷えやすく、セルライトがつきやすい場所なのです。
さらに、骨盤がゆがんでいたり、腰が悪いと姿勢が悪くなり、それが後ろももを太らせる原因にもなります。実際に腰痛があると、後ろももにぜい肉がついている人が多いのです。マッサージとともに姿勢に気をつけることも、後ろももやせには欠かせません」(鈴木きよみさん)
足裏のここを押す!
腰を柔軟にすることで姿勢を正し、滞ったリンパの流れをスムーズにして、水分の排出力を高めます。
<押し方>
1、片足のかかとを反対側の手でつかみ、親指でかかとの外側、内側を強めにさする。反対側の足も同様に。
理想のヒップラインをつくるめん棒マッサージ
それでは、魅力的なヒップラインをメイクするのに効果的な「めん棒ダイエット®」のやり方を紹介していきます! 注意事項をよく読んでから始めてみましょう。
<注意事項>
- 食後30分以内は控える
- 妊娠中、または病中・病後の方は、医師と相談してから行う
- マッサージ後は十分な水分をとる
- めん棒は、足裏以外は皮膚に直に当てずに、衣服の上からマッサージを行う
- 力加減はイタタッと声が出るくらいの強さが目安、いた気持ちいいに変わるまで行う
- 打ち身のような痛みを感じたら、その部位の刺激は避ける
- 一度に30分以上は続けて行わない
1)ひざ裏からヒップまでさすり上げる
片脚を軽く上に上げ、反対側の脚は伸ばして座る。めん棒を順手に持ち、ひざ裏からヒップラインに向かって、太ももの裏側をめん棒で強めにさすり上げる。このとき、太もも裏側のぜい肉をヒップまで持ち上げるようにさすり上げるのがポイント。反対側の脚も同様に。
2)太ももの内側・外側をさすり上げる
片脚のひざの外側から腰骨に向かって、太ももの外側をめん棒で強めにさすり上げる。ひざの内側から、脚のつけ根の内側に向かって、太ももの内側をめん棒で強めにさすり上げる。1に戻って反対側の脚も同様に。
3)めん棒をシーソーのように動かす
片脚のひざ裏からヒップラインに向かって、めん棒を持った手を左右交互にシーソーのように動かしながら、ジグザグに太ももの裏側全体をもみほぐしていく。反対側の脚も同様に。
4)太ももの裏側をさすり上げる
1と同じ姿勢で座り、ヒップを軽く浮かせる。ひざ裏からヒップの中心あたりまで、ぜい肉を持ち上げるように太ももの裏側をめん棒で強めにさすり上げる。反対側の脚も同様に。
自分では気がつきにくい後ろ姿まで気を抜かず、女性的なボディラインを手にいれたいですよね。後ろももやヒップラインが気になる人はぜひとり入れてみて下さい。
撮影/山上忠 モデル/土屋ひかる ヘア&メイク/斎藤節子 文/FYTTE編集部 衣装協力/ニューバランス