とにかく手軽で簡単！「こぶしカッサ」

こぶしカッサとは、こぶし、つまり手を握った「グー」の状態で指の第二関節部分を使って、体の気になる部分をグリグリと刺激したり、押し流したりしてマッサージをし、筋肉のコリをほぐしていくメソッド。道具が要らないので、思い立ったらどこででも実践できるのが人気の秘密です。

また、体のコリをほぐしていくことで血流がよくなり、基礎代謝がアップ。脂肪が燃えやすく、太りにくい体へと変わっていくのだとか。さらには、疲労物質もしっかり流していくので、むくみが取れて体がスッキリすることを実感できると評判なんです。
＊詳しいやり方はこちら！「筋肉のこりを取るだけで２～３kg落ちる！？ 簡単こぶしカッサの効果とは？」

じつは、数か月前に『やせるこぶしカッサ』（山口良純・著／学研プラス・刊）を読んで以来、なんとなく試してきました。そして、血が巡ってくるのを実感したり、少し下半身がスッキリしてきたかも？と思い始めていたので、効果の程を探るために、今回10日間しっかり試してみたというわけです。

ウエスト-４cm！　下腹部も3cmのサイズダウンに成功！

それでは、お試し前と後のサイズを発表します。

ウエスト　73cm　→　69cm
下腹部　86cm　→　83cm
ヒップ　91cm　→　91cm
太もも　51cm　→　50.3cm
ふくらはぎ　34cm　→　33.5cm
足首　20.5cm　→　20.5cm

なんと、ウエスト－4cm、下腹部も－3cmという、自分でも驚きの結果が！

とはいえ、10日間朝から晩までこぶしカッサをやっていたわけではありません。仕事の合間にお尻や太もも、わき腹、二の腕をグリグリ。特にわき腹は立っていても座っていてもやりやすいので、いちばん熱心に取り組んでいたパーツ。それが結果につながったのかもしれません。あとは、お風呂上がりに足首を少し刺激するといった具合で、気づいたときだけゆる～く取り組んでいたのにこの数字とは、本当にビックリしました。
残念ながらヒップや足首は変化なし、太もも、ふくらはぎも微減でしたが、もう少し続けていけばお腹周りのように数字にあらわれてくるのでは？と期待できる気がします！

こぶしカッサで感じたうれしい効果3つ

サイズ以外に感じたこともご紹介しますね。

1. 指のむくみがとれた！

結婚当時よりも、じつに7kg近く太ってしまった筆者。いつの頃からか、左手の薬指にはめている結婚指輪が抜けなくなってしまいました（写真左）。ハンドクリームを塗っても、マッサージをしても抜けない。もう、本気でダイエットするか、もしくは指輪を切断するしかないのかも…と諦めていたのですが、二の腕のこぶしカッサをした後は特に、指のむくみがとれたようで、何をしても抜けなかった指輪がスルッと抜けました！（写真右）

2. 激痛が痛気持ちいいに！　体のゆがみも意識するように

始めの頃、特にお尻や足首は思わず声を上げてしまうほどの激痛でした。よっぽどこっていたのでしょうか…。それが、毎日続けているうちに痛さがなくなり、いわゆる「痛気持ちいい」に変わっていきました。

足首に関しては、右足は激痛、左足は無痛と痛みに差があったことも驚きでした。以前骨盤エクササイズに行ったときに左右の体のゆがみを指摘されたので、ゆがみのせいかもしれません。このことから、普段から体をゆがませないように意識するようになりました。次第に右足首の痛みもなくなってきましたよ。

3. 正しいやり方を見直せば効果が倍に！

こぶしカッサは本当に簡単なので、一度やり方を見ればすぐに頭に入ります。でも、慣れてきた頃、もう一度本を読み返してやり方をチェックすることをおすすめします。
筆者の場合、二の腕のこぶしカッサのやり方をいつのまにか自己流に変えていたことに気づきました。二の腕外側をこぶしで刺激した後、わきの近くをつまんでほぐすのですが、そのときほぐす側の手は同じ側の肩甲骨に触れているのが正しいやり方。それが、ただ腕を上げるだけで肩甲骨にふれることを意識していませんでした。そこで、正しいやり方で改めてこぶしカッサをしたところ、それまで腕に関しては血流がよくなる感覚がなかったのですが、すぐに腕全体に血が巡っていくことを実感できたんです！　やっぱり、定期的に本でやり方を見直すって大切だなと感じました。

このほかにも、頑固な便秘が少し解消されてきたことも、こぶしカッサのおかげかも？と思っています。とにかく、続ける苦しさがなく、お金もかからないことが一番の魅力だったこぶしカッサ。やって損はないので、気になる方はぜひ試してみてはいかがでしょうか？　筆者もせっかく減ったウエストを戻さないように、これからもこぶしでグリグリし続けます！

文・写真／大倉ユウ