冬が近づくにつれ、カサカサしたり粉がふくなどの乾燥肌が気になり出し、あらゆる肌トラブルに悩む方も多いのではないでしょうか? 今まで気にならなかったのに年齢とともに肌に対する悩みが現れる人もいますよね。今回はエステティシャンである筆者が教える冬の乾燥肌や肌トラブルを予防するために必要な美容成分の選び方とは?
Contents 目次
■自身の肌状態を知り、気になる部分を明確にして美容成分を取り入れる
肌の悩みといっても人によって感じ方や気になる部分はさまざまです。まずは自分自身の肌の悩みと肌の状態を知るところを明確にして必要な美容成分を選ぶようにしましょう。
(1)乾燥する、粉がふく、カサカサする、潤いが足りない
肌表面が粉っぽく乾燥し、冬になると粉がふくような感じになる、肌ざわりがカサカサゴワゴワする、スキンケアをしてもすぐに乾燥したような感じといった場合は角質層の水分量が足りていないこととそれらの水分を維持する力が弱まっていることが原因です。
⇒コラーゲン、ヒアルロン酸、セラミド、プリテオグリカン、EGFが配合されているスキンケアを選ぶといいですね。
(2)くすみやシミのような影が気になる
お顔全体のくすみや日焼けの跡が戻りにくい、頬や目元にシミのような影が気になり出してきた、美白力を高めたいという場合は、お肌の内部にメラニンが停滞していることでお肌がくすんだような、影のように見えます。
⇒ビタミンC誘導体、ビタミンE誘導体、アルブチン、トラネキサム酸が含まれているスキンケアを選ぶといいですね。
(3)毛穴の開きや黒ずみが気になる
毛穴の開きがだんだん目立ってきた場合はたるみによって皮膚が下に引っ張られていることで目立っていることが原因です。黒ずみは毛穴にたまったメイク汚れや皮脂が酸化し黒ずみとなって現れています。
⇒ビタミンC誘導体、アルブチン、プラセンタなどによって黒ずみを美白にし、広がった毛穴を引き締めましょう。
(4)目元や口元の小ジワが気になる
目元に現れるちりめんジワや口元に細い線が現れるのは、肌表面の乾燥と年齢とともに出来る表情ジワが原因です。
⇒ヒアルロン酸、コラーゲン、プリテオグリカン、プラセンタ、フラーレンなどの保湿力が高くハリ感を高める美容成分がオススメ。
■スキンケアの取り入れ方を見直してみる
冬になるとカサカサ乾燥して粉っぽい肌になる、肌トラブルが目立って見えるという場合に思い返してほしいことは、一年中スキンケアの仕方が同じではないか?ということです。季節による気温の変化やホルモンバランスの変化とともにお肌の状態も年間を通して変化しているのに対し、スキンケアの仕方はいつも同じままでは、お肌も悲鳴をあげてしまいます。化粧水の量を増やしてみる、クリームの量を増やしてみる、ちょっと念入りなスキンケアをしてみるだけでもお肌のコンディションは変化します。
(1)手のひらに化粧水を取り、お顔全体にやさしく広げるようになじませる。こすったりせずにふんわりのせるようにつけることがポイント。
(2)コットンがひたひたになるくらいの化粧水を取り、お顔全体にやさしくパッティングするようになじませましょう。これを2~3回はくり返し、お肌の水分量を高めましょう。
(3)上記の自身の肌悩みに合った美容成分が含まれている化粧水や美容液を選び、気になる場所に重ねるようにのせましょう。化粧水や美容液を浸したコットンを2分ほどのせてコットンパックしてもいいですね。
(4)手のひらに乳液を取り、手のひらでやさしくプレスします。
(5)クリームを少しだけ多めにとってお顔全体にやさしく伸ばしましょう。ラップで顔を覆い、3分程保温し、ラップをはずしたら手のひらでやさしくプレスします。何回かプレスしていくうちに手のひらにお肌がくっつくようになれば完了。
いつもなら、サッとバシャっとつけて終わり!なスキンケアをしている人は今すぐ見直しましょう。スキンケアが角質層まで浸透しきらずに、すぐに乾燥していたり、スキンケアの量が足らずに水分と油分が不足しているかもしれません。季節やホルモンバランスの変化とともに、自身のスキンケアの仕方も変化させること、自身の悩みを知り、それに合った美容成分を取り入れ、冬でも乾燥しにくい、肌トラブルの起きにくい肌を作りませんか?