最近ではスキンケアやヘアケアアイテムなどにも美容オイルがよく使われており、それらの美容オイルもさまざまなタイプやテクスチャーのものがあり、何を基準に選べばいいのかわからないと感じる方も多いのではないでしょうか? 今回はエステティシャンである筆者が美容オイルの特徴や選び方をお教えします。
Contents 目次
■美容オイルとは?
乾燥してお肌がカサカサするときや髪がパサつくなど、乾燥が気になり予防したい、潤いが欲しいというときなどにスキンケアアイテムのひとつとして活用されている美容オイル。それらの美容オイルにはさまざまな種類があり、何がどれに効果的なのか、違いは何か、いまいちわからない‥という方も多いですね。
洗顔後、化粧水の後に美容オイルを取り入れることで、化粧水の浸透を高めたり、乾燥によってゴワついた肌がやわらかくなることが実感できます。そうするとお肌の代謝機能が高まり、ターンオーバーが正常化。さらにお肌のコンディションが整い、肌トラブルの軽減にもつながるというメリットがあります。
その反面、つけ心地やテクスチャーは好みがあるので、オイルと聞くとベタベタするという悪いイメージがありますが、使う量や美容オイルの種類によってはベタベタ感を感じずに使うことができます。
■美容オイルの種類や特徴とは?
(1)ホホバオイル
ホホバオイルとは、「ホホバ」という多年草の実や種子から抽出した天然オイルで、主成分となる「ワックスエステル」が人の皮脂の成分に近いため、どのような肌タイプの方でも安心して使えることで大人気です。皮脂のバランスを整え、保湿効果が高く、テクスチャーも比較的軽い印象です。
(2)アルガンオイル
アルガンオイルとは、モロッコにあるアルガンツリーの実の種子から抽出した天然オイルで、希少なオイルとしても有名です。浸透力が高く、お肌のバリア機能を強化し、肌荒れなどの肌トラブルを修復に導くことや保湿、美肌効果、抗酸化効果が高く人気なオイルです。
(3)ココナッツオイル
ココナッツオイルは好みが分かれますが、ココナッツの甘い香りが特徴的です。保湿効果はもちろんのこと、かゆみや炎症を抑える働きもあり人気なオイルです。テクスチャーは軽いですが、しっとりしたテクスチャーが残ることが特徴です。
(4)スクワランオイル
サメの肝油やオリーブ、大豆や米ぬか、アボカドなどにスクワランの元となるスクワレンが含まれており、それらの天然由来成分を元に作られたオイルです。お肌への浸透力も高く、酸化しにくいことが特徴です。スクワランの場合は特に精製純度が高く、添加物の少ないものを選ぶことがポイントです。
特にオイルの中でも上記の種類が保湿力や使い心地がよく、エステティシャンである筆者のオススメ。テクスチャーや香りなどは好みがあるので、自身のお気に入りを探してみるといいですね。
■美容オイルの使い方
(1)入浴中や入浴後にオイルでマッサージやオイルパック
1日の終わりに緊張していた筋肉をゆるめるように、オイルをお肌になじませて、やさしく顔や体をマッサージしましょう。お顔の場合はそのまま数分蒸気やスチーマーにあてておくとパックの役割にもなります。乾燥や熱のダメージによってパサつく毛先にオイルをなじませて潤い補給にも活用できます。
(2)洗顔後に美容オイルを塗り、化粧水をなじませてブースターとして活用
お肌が乾燥してゴワゴワする、化粧水の浸透が遅い気がするという場合は洗顔後に美容オイルを2~3滴手に取り、お肌全体になじませてから、化粧水をコットンにとって、やさしくていねいにパッティングをおこないましょう。
(3)化粧水を塗ったあと、美容液がわりに美容オイルをプラス
化粧水を塗っても乾燥するし、粉が吹くような乾燥肌になりやすいと感じる方は、洗顔後、化粧水をやさしくていねいになじませたあと、美容オイルを2~3滴美容液代わりになじませます。その後、乳液、クリームとスキンケアをおこなうと寝ている間にしっかりと保湿をキープしてくれます。
美容オイルは保湿効果が高いアイテムとして人気なのはもちろんですが、季節や気温の変化や体質によってお肌のコンディションも変化するので、自身のお気に入りの美容オイルを見つけ、スキンケアやマッサージ、ヘアケアなどに取り入れてみてはいかがですか?