ニキビができるだけでテンションが下がり、なかなか治らないと気になる…そんな大人ニキビで悩んだことはありませんか? 今回は大人ニキビが出来できる原因とできた時に取り入れるケア法をエステティシャンである筆者がご紹介します。
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■大人ニキビができる原因とは?
お肌の表面にある角質層部分は約28日周期で新陳代謝をおこし、日々生まれ変わることが理想とされています。しかし、ストレスや不規則な食生活、ライフスタイル、睡眠不足、ホルモンバランスの乱れ、血行不良やリンパの流れが悪い、スキンケア不足、外的ダメージなどのあらゆる原因によって肌代謝が乱れることで、大人ニキビができやすくなります。
10代の頃はプツプツと小さい白ニキビがてきたり、おでこやほおにポツンとできていたのに対し、大人ニキビは20代以降かほおやフェイスラインに赤く大きいものや表面が乾燥しているニキビであることが特徴的です。
特に年齢とともに体の変化や環境の変化もある頃なので、ストレスやターンオーバーの乱れ、ホルモンバランスの乱れによってできていることも多いのです。
■大人ニキビを作らない!できたときに取り入れたいケア法
(1)日頃からクレンジング、洗顔でメイク汚れはていねいに洗い流す
クレンジング剤を少し多めに手に取り、メイク汚れになじませて浮かせるように洗うことがポイント。クレンジングの量が少ないと摩擦の原因となります。
洗顔料も泡だてネットなどでキメ細かい泡を立て、肌表面で泡を転がすように残りの汚れを洗い流しましょう。
お湯が熱すぎるとお肌の皮脂を奪ってしまい、乾燥しやすくなるため、ぬるま湯で洗い流すようにしましょう。
(2)化粧水+化粧水マスクのダブル保水
手のひらに化粧水をとり、お顔全体にやさしくなじませた後、コットンに化粧水を取り、やさしくポンポンと浸透させます。このときにコットンをこすらないようにしましょう。
無印良品やドラッグストアに売っている化粧水を含ませると広がる圧縮されたマスクを使い、たっぷりと化粧水を浸透させることがポイントです。
(3)ビタミンC誘導体が含まれた美容液もしくはシートマスクをデイリー使いして炎症をおさえよう
赤みのあるニキビやニキビ跡を改善させるためにはビタミンC誘導体が含まれた美容液、もしくは成分が含まれたシートマスクがオススメ。必ず化粧水のあとに毎日なじませると赤みが落ち着きます。
(4)乳液、クリームのあとはラップパック
乳液を浸透させたあと、クリームを薄く伸ばしながら2〜3回重ねて水分と美容成分を逃さないようにふたをしましょう。
スキンケアをしてもすぐに乾燥を感じやすい方は口と鼻を開けてラップでお顔を覆い5分ほど保温するといいですね。
(5)週に一度のスペシャルケアに炭酸パックがオススメ
ニキビケアには炭酸パックがオススメアイテム。炭酸パックによって一時的にお肌を酸欠状態にし、ゆっくりと血管を広げながら美容成分を角質層に送りと取ることでお肌の新陳代謝を促すことができます。
クレンジング、洗顔のあとに炭酸パックをお肌の表面にのせると、少しピリピリと感じますが、しばらくすると落ち着いてきます。15分ほど置いた後に(2)以降のスキンケアを取り入れるとニキビの炎症やニキビ跡にも効果的。
ニキビを気にされている方はニキビができたときだけケアを頑張りがちですが、日頃からきちんとしたスキンケアを続けることで、ニキビが小さくなり、できにくい肌状態へと変化していきますので毎日続けることがポイントです。
ほかにも、
①座っているとき、立っているときの姿勢を正す、入浴によって体の芯から温まりながらストレッチを取り入れる、顔のマッサージとにも取り入れ、血行促進やリンパの流れを整えることを意識しましょう。
②また、野菜、大豆、ビタミン、魚、お肉などバランスのとれた食生活、質の良い睡眠をとることも意識しましょう。
大人ニキビができると気になる気持ちはわかりますが、つぶさずに日々のスキンケアや生活リズムを見直したり、近くの専門家に相談するのもひとつの方法ですので参考にしてみてはいかがですか?