
「冬になると、なぜか頭皮がかゆくなるという女性は、決してめずらしくありません」そうおっしゃるのは、美容師の木村旭宏さん。
かゆみの程度は人それぞれかもしれませんが、誰でも改善効果を得やすい方法として“シャンプー”のしかたを見直すことが、最も効果的なのだそう。頭皮のかゆみに効果的な改善方法を、木村さんに教えていただきました。
Contents 目次
■:乾燥をシャットアウト!
ただでさえ空気がものすごく乾燥する冬は、自分がいる空間だけでも乾燥しないように意識することで、頭皮のかゆみを改善することができます。
家にいるなら加湿器は必ず使用して、職場でデスクワークをしているなら、携帯加湿器を置くなど、自分のまわりは常に湿度を高く常に保つようにしましょう(木村さん)
■:お風呂の前にはブラッシング
忙しかったり疲れていると、ついつい省略してしまいがちな、お風呂前のブラッシング。
冬こそシャンプーをする前に、ブラッシングを行うことで頭皮のかゆみの改善に役立ちます。
使うブラシは、ブラシの先端に丸いボールがついている、地肌を傷つけにくいタイプがおすすめです。
やり方は、まず毛先からとかしてホコリや汚れを落とします。
次に生え際から頭頂部に向けて、地肌にブラシをあててブラッシングしましょう。首まわりも頭頂部にむけてマッサージする要領でブラッシングをすることで、ブラシの心地よい刺激で頭皮の血行を促進できたり、汚れをある程度、先に排除することができます(木村さん)
■:湯洗いを念入りに
シャンプーをする前に、まずは髪をお湯で濡らしますが、その時間をいつもより長くとってみてください。
美容室でもシャンプーをする前に、美容師さんが時間をかけてお湯で髪を洗っていますよね。じつはこの湯洗いが、とても大事なことなんです。
お湯で洗うことによって頭皮や髪の汚れをとり、シャンプーが泡立ちやすい環境づくりをすることができるんです。また、湯洗いをていねいに行うことで髪の摩擦を減らしたり、シャンプーの回数を減らしてダメージを軽減することができます。
結果として念入りに湯洗いすることは、頭皮のかゆみ対策に効果的なのですよ(木村さん)
■:急いでいても、爪立て厳禁
冬はお風呂場が寒いですよね。洗う時間をできるだけ短縮したい気持ちからか、シャンプーするときに急いでしまいがちになる人はいらっしゃいませんか?
急いでシャンプーしようとすると自然と力が入ってしまい、爪を立ててしまうもの。これが結果として頭皮のかゆみを起こす原因になってしまいます。
指の腹を使って、マッサージするように頭皮を動かすことを、肝に銘じておいてください。
指がふれる面積が大きいほど、頭皮へのダメージは少なくなります。反対にガシガシ洗えば洗うほど、頭皮に傷がついてしまい、皮脂が過剰に分泌されてしまうんです。
さらにシャンプーのすすぎ不足があることで、それらをエサにする菌やダニが増殖して、頭皮のかゆみがひどくなるのです。
また、頭皮の下には筋肉がないので自分の意志で動かすことができません。そのため頭皮に指を密着させながら、マッサージするように動かしてあげることがとても大事なんですよ(木村さん)
■:頭皮も忘れず保湿する
洗顔のあとに化粧水をつけたり、髪の毛にミストを吹きつけるように、頭皮にもうるおいを与えてください。
顔と同じ手順で、シャンプー(クレンジング)をしたら、スカルプローション(化粧水)、スカルプエッセンス(美容液)をはじめとした保湿をすることで、かゆみはもちろんのことフケもでにくい頭皮をつくることができます(木村さん)
頭皮のかゆみは寒さからの“ケアの怠り”が原因のひとつであることがうかがえます。ぜひ、ひどい状態になる前に改善方法を実践してみてくださいね。
取材・文/高田空人衣
【取材協力】
※ 木村旭宏…名古屋市の人気美容室『美容室Hair&Make Liel』オーナー。美容師としてサロンワークを行う中、雑誌等メディアで活躍するヘアメイクアーティスト。http://hair-make-liel.com/