まつ毛が減ったり、まぶたが下垂したり、年齢にとともに目ヂカラが減ってきます。そんなぱっちりさせたい大人の目もとに必要なのは、濃いアイメイクではありません。なじみやすい色のやわらかい線こそ必要です。
今回は、メイクアップアーティストのレイナさんに大人のアイメイクについて教えていただきます。著書の『いくつになってもキレイになれる』(主婦の友社)からご紹介していきます。
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アイシャドウは黒目の上から塗りはじめると、若々しく
縦幅のある丸い目は可愛い印象、横幅のある切れ長の目はスッとクールな印象 と、目は形で印象が変わります。
その形作りにひと役買ってくれるのが、アイシャドウです。親しみやすいメイクには、大人こそ「ちょっぴり可愛い目もと」くらいがちょうどいいもの、そのためには縦に丸い目もとをめざします。
目のなかでいちばん前に出ているのが黒目部分。ここから塗りはじめると、縦幅のある女性らしくやわらかな目もとに仕上がります。
鏡を見下ろすだけで 目は大きくメイクできる
アイシャドウの役割は、印象のコントロールと目元の奥行き感の演出です。
目を最大限大きく見せるには、姿勢が大事です。上まぶたは、鏡を下に持ち、見下ろすような姿勢でメイクしてみてください。すると、まぶたが最大限にあらわになり、目を大きく作ることができます。洗面所などの鏡の場合は、あごを上げて鏡を見下ろします。実際にやってみると、片目をつぶってメイクするよりもずっとラクなはずです。
大人の囲み目は、「パールベージュの光」で
目を大きく見せようとしてついしてしまいがちなのが、黒や茶色による「囲み 目」メイクですが、実は余計に目を小さく見せてしまうのです。
そのうえキツイ印象にも見えてしまうため、大人にはあまりオススメしません。そのかわり、どんな年代の方にもオススメできるのが「光による囲み目メイク」です。
仕込むのは、ベージュ色のアイシャドウ。光を受けるとパールのような輝きを放つものなら最強です。そんなパールベージュのアイシャドウを下まぶたの涙袋に塗ってみてください。下まぶたは目の反射板です。女優さんが舞台などで下からの光を受け、肌を美しく見せるように、下まぶたにパールベージュを仕込むだけで白目がクリアに、目を大きく見せることができます。
年齢による変化は誰にでも平等に訪れるもの。
それをポジティブに捉え、一歩踏み出すことで「自分らしさ」を輝かせることができるのです。
参考書籍
レイナ著『いくつになってもキレイになれる』主婦の友社
文/庄司真紀