冷たい飲み物片手に食べたくなるのが「枝豆」。女性ホルモンに似た働きをするイソフラボンが豊富に含まれているので、肌をつややかに保ってくれる、女性にうれしい食材です。
家でも手軽に食べられる枝豆ですが、ビタミンやミネラルを逃がさずに食べるにはどんな調理が適しているのでしょう。管理栄養士の安中千絵先生にお伺いしました。
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栄養を逃がさないための「サヤごと」調理
枝豆は生では食べられないので茹でるのが基本。調理するには、「サヤごと塩茹でがいい」といわれています。
これにはどういった意味があるのでしょうか?
「枝豆に含まれるビタミンB群やビタミンCは熱に弱く、水に溶けだしてしまう性質があります。枝豆のサヤにはこれらの栄養素の流出を防ぐ役割があるのです。枝豆を茹でる際は、サヤごと加熱するのが栄養を逃さない秘訣といえます。また、枝豆は収穫後、時間とともに栄養が失われていくので、手に入れたらすぐに調理してしまいましょう。固めに茹でて冷凍しておけば、解凍後も歯ごたえが損なわれません」(安中先生)
冷凍する場合はサヤごと保存容器や袋に入れましょう。使う際は自然解凍ではなく、熱湯でサッと湯がきます。水分も失われず、ふっくらとした食感が保てます。
スーパーでも安く手に入る枝豆。調理のコツを知って、おいしく栄養をとりたいですね。
FYTTE編集部